ウィルタネン彗星 (46P) 2018/11/10


ウィルタネン彗星 (46P)
BKP300 1500mm f5 反射, MPCC-MK3, Pentax K-70(新改造), HEUIB-II, ISO3200, 露出120s x 8, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, +3°C, 観測所(長野県東御市) 2018/11/10, 22h53m JST.   恒星時追尾合成、 視野角: ↑N

順調に明るくなってきて光度7等ぐらい。観測地からの高度は20度ほどと低空のため淡い部分は写っていないと思いますがイオンテイルが北北東に伸びているのが見えます。12月に最接近して3等星となる時期はどのような姿になるのか楽しみです。

 

 

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NGC 6914(反射星雲・散光星雲・はくちょう座)


NGC 6914(反射星雲・散光星雲), 光度:–mag, 直径:–′, 分類:R+E
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/09/17  +12℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 6914 付近
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/09/17  +12℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

画面中央の青い星雲がNGC 6914です。周囲の赤いHII領域は、はくちょう座OB2群の若い青色巨星の紫外線で電離発光しているもので、青いNGC 6914は、周囲のダストが青色巨星の可視光を反射して青く輝いている姿です。

 

 

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M 83(NGC 5236・銀河・うみへび座)


M83 (NGC 5236), 銀河, 光度:8.2mag, 直径:12.9′ x 11.5′, 分類:SAB(s)c; HII Sbrst, z 0.001711
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/05/10, +1.5℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


M83 (NGC 5236) 視野角:19′ x 13’ ↑N

今年はHα強調フィルター(HEUIB-II)をつけて撮像しました。銀河の腕の中にあるHII領域と青い星団雲が強調されてカラフルな画像となりました。輝星がおむすびのような形になってしまっていますが、ガイドミスではありません。この日は夕刻以降急激に気温が下がり主鏡が温度順応できなかったためです。隙間だらけのBKP300の主鏡セルには迷光防止キャップをつけているのですがそれが仇となったようです。

2018年の春の系外銀河巡りは、ここで一旦終了して次回からは夏の星雲星団巡りとしましょう。といっても今年は6月〜10月まで新月期には晴れが続かず空振りばかりで、さっぱりでしたが。

 

 

 

 

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PENTAX K-30 絞り制御不良 修理方法


修理のため分解中のK-30様 ご近影

PENTAX K-30 不具合で真っ暗!、絞り制御が不具合になったPENTAX K-30、『真っ黒になったよ』 ペンタックス PENTAX K-30、「不具合」K-30の露出が不安定、【PENTAX K-30】撮った写真が真っ暗になる故障、k-30 絞り不良、etc…

ネットでググると2016年ごろからPENTAX K30/K50の絞り制御不良が原因と思われる不具合報告が沢山引っかかります。なんでそんなことを調べているのかって?はい、私のK-30もまったく同じ症状の故障を起こしていることに最近やっと(2018年9月)気がついたからです。

製造してから2-3年、まったく使用していなくてもというか使用しないほど起こりやすい故障のようです。皆様の嘆きのページを見ると保証期間が過ぎているのでRICHOの修理費は、13000円〜18000円ぐらいするとのこと。中古のボディーが買えちゃいますね。

なんとか自分で修理できないかと、こういう時の強い味方、 米国のペンタックスフォーラム(https://www.pentaxforums.com/forums)を捜していたら、いくつかありましたよ不具合原因と対策や修理方法などが。

その中で具体的でわかりやすいこの解説https://www.pentaxforums.com/forums/151-pentax-k-30-k-50/335887-k-30-k-50-aperture-control-problem-black-photo-repair-how-i-did.htmlを元に修理してみました。

結論から言うと、この方法で完璧(たぶん・・・)に直りました。不具合は完全に解消されて修理後、再発もしていません(今のところ・・・)。修理の難易度は中程度、カメラを分解した経験があれば大丈夫でしょう(おそらく・・・)。(あたりまえですが念のため、カメラの分解修理は自己責任でお願いします。)


私のカメラはK-30ですがK-50でも手順はほぼ同じです。


マウント内部にある絞り制御ピン、こいつがちゃんと動いてくれません。最初はレールの錆び劣化などでピンが動きにくくなっているのか?と推測して、シリコンオイルを微量塗るも全く効果無し。


原因はボディ内部にある絞り制御ユニットであることがネット情報でわかったのでボディを分解することに。

まずは底蓋から開けます、沢山ネジがありますが見えているものをすべて+精密ドライバーではずします。ネジは場所によって種類が異なりますので、ラベルをつけた小袋等に入れて分類しておくと便利です。


電池ボックの蓋の裏に2本、電池ボックスの底に軍艦部(カメラの上部カバーのこと)を固定する銀色の長いネジ1本がありますから忘れずに外しておきます。


底蓋が外れたらその中にある矢印のネジ(前面カバー固定ネジ)を外しておきます。


軍艦部のネジを外します。ストラップ金具のところに左右2本、接眼部の左右に2本、フラッシュカバーの中に3本あります。


前面カバーのネジはグリップのシボ皮の下にもありますので、シボ皮を剥ぎ取ります。両面テープで貼り付けてあるだけなので端からめくるように剥がすとすんなり剥がれます。ネジ2本を外します。


反対側の側面のゴムカバーも同じようにめくって外します。ネジ2本が見えてきますからこれを外します。フラッシュボタン下のネジも忘れずに外します。


1. 底ブタ、2. 軍艦部(上部カバー)、3. 前面カバー の順番で外すことができるようになります。組立の時は逆の順番で組み立てます。

軍艦部(上部カバー)は、電子部品の結線、リボンケーブルで本体とつながれたままなので取扱は慎重に行いましょう。コンデンサ回りは触ってはいけません、感電します。


分解はここまで。これで、絞り制御ユニットにアクセスできます。


矢印が絞り制御不具合の犯人(ブレーキ電磁石ユニット)です。


犯人(ブレーキ電磁石ユニット)の拡大写真
A馬蹄形連動金具、Bネオジム磁石、C固定ネジ
絞り制御ユニットの中のブレーキ電磁石ユニットは、絞り機構のブレーキON、OFFを制御しています。これが正しく働いていないために絞り制御にブレーキがかからず最大絞りのまま撮影されてしまうので真っ暗写真になってしまうというわけなのでした。

絞り制御のメカニズム
1. シャッターが押される 2.最大絞りまで絞り込まれる 3. エンコーダーホイールが回転して指定絞り値に必要な回転数だけギヤを動かす 4.指定絞り値となったところでブレーキユニットのコイルに電流パルスを送る 5. コイルの磁界でネオジム磁石Bで固定されていた馬蹄形連動金具Aが解放され絞りブレーキがかかる 6.ギヤが止まり指定絞りでシャッターユニットが稼働する。7.露出が終わりパルスが切れると再び連動金具Aはネオジム磁石に吸い付けられブレーキは解放される 8.絞りは開放絞りまで戻る。


主犯 馬蹄形連動金具A
犯人グループ(ブレーキ電磁石ユニット)の中の主犯はこの馬蹄形連動金具Aです。固定ネジCを弛めてユニットを取り外し馬蹄形連動金具Aを電磁石から引き抜くと外れます。強いネオジム磁石でくっついているので慎重に引き抜きます。

この金具が、ネオジム磁石の磁界に長期間さらされていることで磁気をおびてしまい、当初の力よりもより強く固定され、電磁石の力ではネオジム磁石から解放されないために絞りブレーキがかからないというのが原因でした。

解決方法
1. ブレーキ電磁石ユニット
を交換する。
このユニットは全く同じ形状のものがフィルム時代のカメラから使用されているらしく、ジャンクのペンタックスカメラから借用して交換するとうまく動くらしいです。電磁石のプラ部品が白いものは日本製なので安心とのこと。(緑色のものは中国製)

2. 馬蹄形金具Aの先端を削る。
馬蹄形連動金具Aの二本ある各々の先端4面をヤスリで削り、磁石と接触する面積を小さくすることで磁力で結合されている力を弱くします。

3.馬蹄形金具AのU字状溝に半田で薄膜を作る
U字状溝の底部分に半田などの非磁性体の物質でスペーサーをつけて馬蹄形金具Aと磁石との間にわずかな隙間を作ることで磁力の力を弱めます。

ペンタックスフォーラムによればいずれの方法でも成功している人がいるようです。私は3の方法でやってみました。


半田盛りすぎの図
半田をこのように盛ってヤスリで半田を削り込んで溝の深さを0.5mmほど浅くすると良いというのでやってみました。その結果は『真っ白になったよ』 ペンタックス PENTAX K-30でした。とほほ、溝が浅すぎて常時ブレーキONですべて開放で撮影されてしまうのでした。

0.5mmでは厚すぎてダメなので、ヤスリで少し削りこみながら何度も修正とテストを繰り返した結果、最終的には熱した半田ごてで均し厚さは多分0.2〜0.3mm前後(厚みのムラがあって正確にはわかりません)で上手くいくようになりました。この厚さは非常に微妙で個体差があるんでしょうね、0.2mmぐらいからはじめてだめだったらさらに盛っていく方が良いようです。

追記:私のK-30のように対処的方法で一時的には回復するような軽傷と思われる場合は、馬蹄形金具Aの2カ所の先端をほんのわずかヤスリがけするだけで良さそうです。その方が簡単だと思います。(再発の危険性はありますが)

この修正した金具を組み込んで、分解手順とは逆の手順でカメラを組み立てます。

結果、時間はかかりましたが、修理したK30は、完璧に動作するようになりました。

*分解しないで直す対処的方法
私のK30は比較的軽傷だったようで、以下の対処的な方法で一時的には使えてました。分解はできないなあ、という方はこちらの方法を試してみて下さい。

光学プレビューON
メニュー→ボタンカスタマイズ→RAW/Fix→光学プレビュー
と設定します。撮影前に1度RAW/Fixボタンを押して光学プレビューを実行しておきます。これだけで、あら不思議以降正常になります。ただし、次の電源オン時にはまた不具合が発生します。

おそらく、光学プレビューを実行では、実行時間の間ずっと電磁石ユニットに電流が流れ続けるので固着していた馬蹄形金具が開放されるためだと思われます。一度開放されると以降開放されやすくなるようです。(しばらく使わないとまた固着する)

連写モードで少し動かす
連写モードで動かすと不具合が解消されます。これも光学プレビューONと理由は同じで連続的に電磁ユニットに電流が流れ一度開放されると以降しばらくは開放されやすくなるからでしょう。でもこれもしばらく使わないとまた固着します。

単三電池ユニットで使用する
ネット情報では単三電池ユニットを使用すると不具合が解消されるという情報を見かけます。しかし、私のK30ではまったく効果無しでした。電池の種類によるのかもしれません。確かにソレノイドにかかる電圧が変化すれば電磁石の力は変化するでしょうから。

最後に
修理をしていると、へえ〜知らなかった!とか、そうだったのか!とかいうことにたくさん出会えました。デジタル一眼レフカメラの仕組みの理解も深くなりました。そして、なににもまして修理に成功した時の感動はひとしおでした。

こんな経験は、NIKONやCANONのような品質管理にうるさいカメラではとてもできまい!さすがPENTAX、RICHOと感心いたしました。(ウソ)

でも、やっぱりペンタックスのカメラがしっくりくるんだわな〜。なくならないでね、PENTAX・・・・。

*この記事に関する質問は受付を終了しましたので悪しからずご了承下さい。

 

 

 

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NGC 5846, NGC 5850(銀河・おとめ座)


NGC 5839, 銀河, 光度:13.7mag, 直径:1.3′ x 1.2′, 分類:SAB(rs)0^0^, z 0.004069
NGC 5845, 銀河, 光度:13.5mag, 直径:0.8′ x 0.5′, 分類:E, z 0.004910
NGC 5846, 銀河, 光度:11.1mag, 直径:4.1′ x 3.8′, 分類:E0-1; LINER HII, z 0.005711
NGC 5850, 銀河, 光度:12.7mag, 直径:4.3′ x 3.7′, 分類:SB(r)b, z 0.008526
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/25,  +1℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5846, NGC 5850 視野角:約19′ x 13’ ↑N

NGC 5850は弱いリングと腕を持つ棒渦状銀河です。この銀河の特徴的なバーとリングの形状は、楕円銀河NGC5846との高速での接近遭遇による結果であるという論文がありました。(Higdon, Buta and Purcell in “An Optical and HI Study of NGC 5850: Victim of a High-Speed Encounter?” The Astronomical Journal, January 1998.)
NGC 5839, 5845, 5846, 5850 は小規模なグループを形成しているともされています。

しかし直近のNEDの距離データを見ると、NGC 5850 = 17.8Mpc, NGC 5846 = 26.3 Mpc となっていて5850は他の銀河よりかなり手前にある銀河のようです。(高速に移動しているのか赤方偏位の値からだと遠いのですが?)その数値を信用するなら5846との接近遭遇の可能性は低いように思われます。

 

 

 

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NGC 5838(銀河・おとめ座)


NGC 5838, 銀河, 光度:11.9mag, 直径:4.2′ x 1.5′, 分類:SA0- LINER, z 0.004473
NGC 5848, 銀河, 光度:14.2mag, 直径:1.2′ x 0.5′, 分類:S0+ pec sp, z 0.004150
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/14,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5838 視野角:約8′ x 5’ ↑N

HSTの画像を見ると中央のバルジの周囲に2本のダストの帯があるようです。

 

 

 

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NGC 5831(銀河・おとめ座)


NGC 5831, 銀河, 光度:12.4mag, 直径:1.9′ x 1.6′, 分類:E3 BLLAC, z 0.005524
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/14,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5831 視野角:約8′ x 5’ ↑N

この銀河はHSTで観測されているのですが、その画像からは典型的な(というか非常に稀な)楕円銀河でダストの帯もジェットの痕跡もなくのっぺりとした表面です。こういう古典的な形状の楕円銀河もあるんですね。

 

 

 

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NGC 5813, NGC 5806(銀河・おとめ座)


NGC 5813, 銀河, 光度:10.5mag, 直径:4.2′ x 3.0′, 分類:E1-2, z 0.006525
NGC 5806, 銀河, 光度:12.5mag, 直径:2.6′ x 1.2′, 分類:SAB(s)b  NLAGN, z 0.004533
NGC 5811, 銀河, 光度:14.5mag, 直径:0.9′ x 0.8′, 分類:SB(s)m, z 0.005100
NGC 5814, 銀河, 光度:14.2mag, 直径:1.0′ x 0.7′, 分類:(R’)Sab, z 0.035296
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/13,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5813, NGC 5814 視野角:約19′ x 13’ ↑N

2015年NASAチャンドラX線望遠鏡による観測結果の論文概要がCHANDRAのPhoto Albumに掲載されています。X線で撮像された画像から3個の(内二個は既知)超大型ブラックホールからの衝撃波による空洞が見つかり、それらの詳細な観測からブラックホールの爆発期間を決定できたとのことです。X線画像と可視画像で合成された画像がありわかりやすく説明されていて一見の価値があります。

可視光ではぼんやりした光の球でしかなくアマチュアの撮影対象としては敬遠されがちな楕円銀河ですが、その多くが巨大ブラックホールを内包し、最先端の天文学には重要な研究対象なのですね。

 


NGC 5806 視野角:約8′ x 5’ ↑N

超新星詐欺師 (Supernova Imposter)
今(2018年10月)日本では66億円をだまし取った詐欺師が話題になっていますが、銀河の中にも詐欺師がいるんですね〜。NGC 5806の中にあるSN Hunt 248という星は一旦は超新星として発見分類されましたが、後に爆発を繰り返す超新星詐欺師と判明しました。実体は爆発時には光度が8000万倍も上がる高温な青色超巨星であることがハッブルの観測などからわかったのでした。

 

 

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NGC 5746, NGC 5740(銀河・おとめ座)


NGC 5746, 銀河, 光度:11.3mag, 直径:7.4′ x 1.3′, 分類:SAB(rs)b? sp, z 0.005751
NGC 5740, 銀河, 光度:12.8mag, 直径:2.6′ x 1.0′, 分類:SAB(rs)b NLAGN, z 0.005243
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 20=10分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/03/25, +1.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5746 視野角:12′ x 8’ ↑N

NGC 5746は、大きく見事なエッジオン銀河です。この銀河で2006年X線衛星チャンドラの観測により銀河のディスクを取り囲む高温で6万光年以上もある巨大なガス(ハロー)が発見されたと発表されました。この発見は渦状銀河の形成成長をコンピューターでシミュレーションした結果ともよく一致していたため注目されるものでした。

しかし、その後同じ研究グループの研究からX線で見つかったものは、銀河の中の恒星活動によるもので銀河の外側からのものではないことがわかり、巨大なガス雲の存在は雲散霧消してしまいました。X線宇宙望遠鏡、スパコン、優秀な頭脳をもってしても、宇宙はまだまだ解けない謎だらけです。


NGC 5740 視野角:8′ x 5’ ↑N

 

 

 

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NGC 5713, NGC 5719(銀河・おとめ座)


NGC 5713, 銀河, 光度:12.2mag, 直径:2.8′ x 2.5′, 分類:SAB(rs)bc pec  HII, z 0.006334
NGC 5719, 銀河, 光度:12.8mag, 直径:3.0′ x 1.0′, 分類:SAB(s)ab pec  NLAGN, z 0.005781
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/13,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5713 視野角:約8′ x 5’ ↑N


NGC 5719 視野角:約8′ x 5’ ↑N

NGC 5713と5719はペアを組む銀河とされています。同じ渦状銀河に分類されていますが、外観の色は全く異なりダストに富む5719は黄色く見え、活発な星形成領域を持ちマゼラン雲型銀河のように乱れた腕がディスクの中に見えている5713は青白く見えます。5713の乱れた腕と、5719の引き延ばされたダストの帯は2つの銀河の相互干渉によるものでしょう。

 


NGC 5705 視野角:約8′ x 5’ ↑N
NGC 5705, 銀河, 光度:13.3mag, 直径:2.9′ x 1.7′, 分類:SB(rs)d, z 0.005864

視野外ですが近傍にあり、NGC 5691, NGC 5713, NGC 5719, と小グループを形成しています。このグループの銀河はすべて渦状銀河ですが、いずれも重力干渉によるものと思われる影響をうけて変形しています。

 

 

 

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NGC 5701(銀河・おとめ座)


NGC 5701, 銀河, 光度:11.7mag, 直径:4.3′ x 4.1′, 分類:(R)SB(rs)0/a  LINER, z 0.005020
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/13,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5701 視野角:約8′ x 5’ ↑N

明るいレンズ状銀河のような中央部を取り巻く外周部の淡いリングは、棒構造の端から伸びる淡い腕です。この写真からはわかりにくいですが外周部の淡い腕は青く、星形成領域を持っています。

 

 

 

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NGC 5691(銀河・おとめ座)


NGC 5691, 銀河, 光度:12.5mag, 直径:1.9′ x 1.4′, 分類:SAB(s)a: pec HII, z 0.006238
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 22=11分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/04/13,  +0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 5691 視野角:約8′ x 5’ ↑N

腕が1本でHIIタイプの核を持つ銀河です。近傍にあるNGC 5705, NGC 5713, NGC 5719, で小グループを形成しています。

 

 

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ステファン・オテルマ彗星 (38P) 2018/10/08


ステファン・オテルマ彗星 (38P)
BKP300 1500mm f5 反射, MPCC-MK3, Pentax K70(改造),  ISO6400, 露出90s x 8, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 観測所(長野県東御市) 2018/10/08, 01h30m JST.   メトカーフ合成、 視野角: 27′ x 18’ ↑N


ステファン・オテルマ彗星 (38P)
タカハシFSQ85-ED +0.72x Reducer (320mm f3.8), Sony a7s(改造)、HEUIB-IIフィルター, ISO12800, 30s x 26, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/10/08, 01h30m JST.  +12℃ 東御市・観測所

現在光度は約10等です。これから冬にかけて9等まで明るくなる予定、現在オリオン座からふたご座に移動中で観測しやすい位置にいます。周期38年で前回の回帰は1980年でした。当時かに星雲に近づくことで話題になっていたことをかすかに記憶しています。

新月期ですがまったく天候は安定せず、雲間にこの彗星を確認できただけでした。10月の秋の空、もう少し晴れてほしいです。

 

 

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タカハシ FSQ85-ED フルサイズでの撮像テスト


IC1396(Sh 2-131 散光星雲), 光度:3.5 mag, 直径:1.5°, 分類:II 3 m n –
タカハシFSQ85-ED +0.72x Reducer (320mm f3.8), Sony a7s(改造)、HEUIB-IIフィルター, ISO12800, 30s x 22, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/10/07  +12℃ 東御市・観測所


中央部と四隅の400 x 267の星像、クリック拡大で等倍

広角カメラとして使用しているFSQ85は、0.72xのレデューサーをつけてAPS-CサイズのPentax K70(改)と組み合わせて使用してきました。ピントがシビアなこの望遠鏡はAPS-Cでもピントの追い込みが良くないと画面の四隅では若干星像が乱れることがあったので、フルサイズは難しかろうと思い込んでいました。

像面歪曲が若干残っているため、ピントを画面中心ではなく周辺で合わせると最良のピントが得られるとのアドバイスを受けていたので、フルサイズのカメラ(a7s)と組み合わせて実践してみました。

*ピントはカメラ液晶モニターで中央から50%〜80%ほど左もしくは右よりの位置で合わせました。

*画面中央は文句なくシャープです。

*APS-Cサイズを超えるあたりから非点収差の影響がごくわずかに出てきます。

*画面の周辺に向かって星像は悪化していきますが、急激に悪化することはなく徐々に変形していき最周辺部でスパイクの出た星像になります。

*最周辺部の星像はスパイク状ですが集光が良いので微恒星では目立たず等倍まで拡大しなければわかりません。

*画面四隅に見えるケラレは、α7sのカメラマウントによるものです。

結果、ピント合わせに注意すればフルサイズでも視野周辺までまでシャープな星像で撮影できるようです。もっと早くテストしておけばよかった・・・

 

 

 

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中一光学(ZHONG YI OPTICS) 85mm F2 レンズ 星像 性能 テスト


中一光学 CREATOR 85mm F2, 絞りF3.5, Pentax K5IIs(ノーマル), ISO3200, 90s x 6, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2018/10/7, +12℃, 東御市・観測所


絞りF3.5, 中央部と四隅の400 x 267の星像、クリック拡大で等倍

Kマウント用の中望遠を物色していて昨年(2017年)に購入。ずーと未使用だったのを思い出して天体用に使えるかどうか、まずは星像テストをしてみました。

*ピント合わせの段階で輝星の青い色収差がカメラの液晶ではっきりわかりました。ピントの山がつかみずらく(どこが最良点かわからない)この時点でいやな予感。

*中央部、星像は甘く青い色収差もわかりますが思っていたよりは目立ちません。

*ごく中央部を除いて視野周辺に向かって星像はどんどん悪化していきます。

*中央から50%を越えたあたりから急激に悪化して4隅ではほとんど結像しません。

F3.5に絞ってもAPS-Cチップの中央部50%ぐらいがなんとか使えるぐらいで40年前のSMCタクマーレンズに負けてます。

というわけで、天体写真用には使えそうにない性能でした。残念。

 

 

 

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