NGC 1788(反射星雲・オリオン座)


NGC 1788(反射星雲), 光度:5.8 mag(B), 直径:2.0′ x 2.0′, 分類:R
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 45=22分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/12/03, 23h 50m, -1℃, 東御市・観測所 視野角:77′ x 51′ ↑N


NGC 1788(反射星雲), 光度:5.8 mag(B), 直径:2.0′ x 2.0′, 分類:R
LBN 923, 大きさ:120′ x 60′, 明るさ 5.0, カラー 3.0
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16= 24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/12/03, 23h 50m, -1℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

NGC 1788は、彗星状の尾を引くような形をしたL1616星雲の頭部にあたる反射星雲です。この領域はオリオンOBアソシエーション(LBN937の領域に近い)の西領域に位置し、盛んに星形成を行っている領域として知られています。

NGC 1788はこの星雲の中で形成されたいくらか進化した恒星によって照らされていますが、星雲の中ではさらに新しい星形成が進行中です。それらの星形成の引き金は近くのオリオンOBアソシエーションからの影響によって起こっていると考えられています。(Triggered star formation in Orion cometary clouds? I. The case of L1616. STANKE T., SMITH M.D., GREDEL R.et.  2002 A&A)


エリダヌス座 オリオン座南部  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 16=24分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, +6℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 2020/05/28


パンスターズ彗星 (C/2017 T2)
BKP300 1500mm f5 反射, MPCC-MK3, Sony α7s(改造), ISO12800, 露出30s x 24=12分, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 東御市 観測所, +8.0°C, 2020/05/28, 23h21m JST. 視野角: 52′ x 35’, メトカーフ合成, ↑N


パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 核近傍

5月28日 パンスターズ彗星 C/2017 T2
月明と雲に悩まされましたが、ふつーに撮影しても核近傍をクローズアップするとスパイラルジェットらしきものがわかります。地球からの距離が近くなっているためかもしれません。しばらく明るく位置も良いので、残り2つの肉眼彗星候補が明るくなる(かもしれない、なってほしい、壊滅しないでね)まで、注目の彗星ですね。

 

 

カテゴリー: 彗星 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 1888, NGC 1889(Arp 123・銀河・うさぎ座)


NGC 1888, 1889(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, 02h 17m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 1888(銀河), 光度:12.8 mag, 直径:3.0′ x 0.8′, 分類:SB(s)c pec, z=0.008112, RA 05h 22m 3445s  DEC -11d 29m 58.3s (J2000.0)

NGC 1889(銀河), 光度:14 mag, 直径:0.7′ x 0.5′, 分類:cD pec?, z=0.008279,

視野角:約 12′ x 8’ ↑N

NGC 1888は、約1.1億光年の距離にある棒渦状銀河ですが北東側上部にちょこんと乗っているNGC 1889と共に特異銀河Arp 123として登録されています。2つの銀河は相互作用をする銀河ペアのカタログではVV1138として収録されています。

SB銀河として分類されているNGC 1888は相互作用のため、その腕は端で歪んでいるように見え、NGC 1889と反対側には青い若い星を多く含む淡い腕が見えています。NGC 1889は、cD銀河?とされていますが古い分類ではE0+とされ、赤方偏位を使わない距離測定では約7000万光年というデータもあるので、巨大銀河cD銀河という分類はふさわしくなさそうです。

とても、ユニークな姿をした近接銀河のペアですが、この銀河もオリオン座の巨大分子雲に近く緯度も低いためか、ほとんど研究対象とはなっていないようです。確かに、上の写真でも視野の西側にはオリオン座のHII領域の一部が淡く写り込んでいて、銀河の観測にはやっかいな存在でしょう。


エリダヌス座〜うさぎ座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 1784(銀河・うさぎ座)


NGC 1784(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, 02h 02m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 1784(銀河), 光度:12.4 mag, 直径:4.0′ x 2.5′, 分類:SB(r)c, z=0.007735, RA 05h 05m 27.10s  DEC -11d 52m 17.50s (J2000.0)
視野角:約 12′ x 8’ ↑N

NGC 1784は、約1億光年の距離にある、複雑に乱れた腕を持つ棒渦状銀河です。オリオン座、エリダヌス座とうさぎ座の境界は、M42領域のガス雲の影響を払拭できないためかこの領域の銀河は研究対象とされることが少ないようです。

この銀河の唯一ともいえる論文、The HI structure of NGC 1784..(RATAY D.L., GOTTESMAN S.)によれば、この銀河のガスのエンベロープは光学的な大きさの約2倍の大きさに達することを発見しました。さらにこの銀河を周回する小銀河と思われるガスの塊やガスのストリームが見つかり、これらはおそらくこの銀河がいくつかの小銀河を併合した結果であろうとしています。


エリダヌス座〜うさぎ座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 1723, NGC 1721, NGC 1725, NGC 1728(銀河・エリダヌス座)


NGC 1721, 1723, 1725, 1728(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, 01h 47m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 1723(銀河), 光度:12.5 mag, 直径:3.2′ x 2.0′, 分類:SB(r)a pec, z=0.012479, RA 04h 59m 25.89s  DEC -10d 58m 50.05s (J2000.0)
視野角:約 12′ x 8’ ↑N

NGC 1723は、典型的な棒渦状銀河で内側の腕はリング状に繋がっていて、太い外部の腕は緩く巻いている様子がよくわかります。小さいですが美しいフェースオン銀河です。


NGC 1721(銀河), 光度:13 mag, 直径:2.1′ x 1.0′, 分類:(R’)SAB(s)0^0^ pec, z=0.015010, LGG 124

NGC 1725(銀河), 光度:12.7 mag, 直径:1.2′ x 1.0′, 分類:S0, z=0.012956,

NGC 1728(銀河), 光度:13 mag, 直径:2.0′ x 0.7′, 分類:Sa pec sp, z=0.012552, LGG 124

視野角:約 12′ x 8’ ↑N

見かけ上近接した3個の銀河。LGGカタログには1725は、含まれないことになっていますが、おそらく一つのグループ(VV699)を形成しているのでしょう。

この領域の銀河はあまり研究対象とはなっていないようで、関連する論文はカタログ論文以外に見当たりません。


エリダヌス座〜うさぎ座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/02, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

M42(オリオン座大星雲)HDR合成の効果


M 42(オリオン座大星雲)HDR合成
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 17+ 5s x 17, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/02/18, 20h 24m, -5℃, 東御市・観測所 視野角:77′ x 51′ ↑N

M42-1509-2
M42(オリオン座大星雲)通常撮影
Sony α7s(新改造)フルサイズ  ISO16000 15秒 x 8枚加算平均 BKP300 1500mm f5 MPCC-MK3 160JP  80%トリミング 2015/09/13

オリオン座の大星雲 M 42を久しぶりに撮像しました。少しは見栄えがするように遅ればせながらHDR合成に初挑戦してみました。正しいやり方がよくわからないので、我流です。

1.いつものように、ISO12800 30秒露出を23コマ撮影
2.続けてISO12800 5秒露出を17コマ撮影
3.ダーク減算後 Adobe Lightroom で現像
3.シーイング不良コマを極力排除後 ステライメージ 6.5 で加算平均 フラット補正 デジタル現像
4.Photoshop cc で露出とカラーバランス調整
5.Nik collection  Color Efex フィルターで階調強調後 HDR Efex で1枚HDR処理

ISO12800だと5秒露出でもトラペジウムは露出オーバーで白くぶっ飛んでしまいました。それでも昔撮った15秒露出よりだいぶ階調は豊富になります、ついでに星雲の細部描写の解像度が上がったかのように見えます。

この日のシーイングは5段階評価の2、ついでに風もあって決して良い条件ではありませんでした。解像度が上がったかのように見えるのは、シーイング不良コマを極力排除する目視σクリッピング?と短時間露出の5秒露出が効いたのか、Nik collection フィルターのおかげなのか定かではありませんが、まあ結果がよかったのでよしとしましょう。この方法は、輝度差の激しい対象には有効に使えそうです。

 

 

カテゴリー: 天文機材, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

反射望遠鏡の接眼部光軸不良と主鏡の温度順応不良を改善する


恒星像が画面上部では縦長に、画面下部では横長に歪む。200%拡大

BKP300反射望遠鏡の直焦点撮影では、画面の下部の星像が流れたように歪んで写ってしまうことが頻繁に発生していました。

画面の上部と下部で流れる方向が異なるので、おそらく望遠鏡の光軸が狂ったのだろうと予想して光軸調整を丁寧に繰り返しましたが、よくなりません。同じ光軸状態でも発生するときと発生しない時があります。

望遠鏡の光軸調整では再現性がないので、温度による主鏡および主鏡金具の伸縮で主鏡が歪んでいるのかも?と温度対策と金具の締め具合を調整しましたが、これも効果無し。

相当の期間原因不明でしたが、彗星を視野に導入するためにISO406,000のビデオモードでリアルタイムにモニターで見ながら導入し、カメラの南北方向を回転させて合わせている時に気がつきました。あれ?カメラをネジでロックすると端の星が歪む!


原因は接眼部の光軸不良でした。激安BKP300の接眼部は撮影用のがっちりした接眼部ではありませんが、カメラ一台つけるくらいなら強度的には問題ありません。しかし、50.8mmのスリーブリングの深さが浅く、コマコレクターMPCC-MK3のスリーブ(テーパー状になっている)を差しこんで1本目の固定ネジで強く固定するとコマコレクターがわずかに傾くのでした。対策としては、1本目と2本目の固定ネジをカメラモニターで端の星像を確認しながら同時に少しずつ締め込んで固定することで解決しました。

50.8mmの差し込みは、すばやくセットできて便利ですが、やはり精度的には不安があるものなのですね。(タカハシ望遠鏡のネジ地獄には、意味があるんですね)これに気がつかず、相当な数の接眼部光軸不良の写真を撮ってしまっていました、悲しい・・・。


明るい星がおむすび形になる。
外気温が高いときに明るい星が三角形のおむすび形に写ります。外気温が高いときだけなので温度による金属部品か主鏡の変形がすぐに疑われました。最初は、主鏡そのものより金属製の主鏡セルと主鏡固定ネジを疑い固定を弛めてみましたが効果無し。

次に疑われるのは、主鏡の温度順応です。春から夏は昼間と夜の温度差が激しく、昼間、暖まった主鏡が夜までに均一に冷えないため歪み、星像も歪みます。BKP300の主鏡は、シュミットカセグレンやドブソニアンなどに使われる薄い主鏡、シンミラーではなく普通の厚みがあります。それだけ、温度順応に時間がかかるので主鏡セルは下の写真左のようにスッカスッカな構造で、空気の通りがよくなっています。


スッカスッカな主鏡セルでも温度差の激しい時には冷却がおいつかないようです。さらに迷光を避けるために主鏡側にフタをつけていたのでなおさらだったのでしょう。

冷却効率を良くしかつ迷光も防げるように、セル蓋にUSB接続の静音ファンを外気が直接主鏡にあたるように取り付けました。観測開始の1時間前ほどからファンを回して冷却すると、主鏡の歪みが原因と思われる画像の悪化はなくなりました。

ちなみに、冷却ファンの速度は高低で切り替えられるので、低速で回しながら撮像もしてみましたが星像に影響は出ませんでした。温度変化の激しい夏場は冷却ファンをつけっぱなしのほうが良いかもしれません。

上記の対策を行ったあとの画像が下の写真です。


画面の4隅までほぼ、円盤像のすっきりした画像となりました。200%拡大


M 13(NGC 6205・球状星団), 光度:5.8 mag, 直径:23.2′
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23+ 5s x 17, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2020/04/24, 22h 45m, +0℃, 東御市・観測所 視野角:77′ x 51′ ↑N

上記対策をして、疑似HDR合成をしたM13。画面の隅々まですっきりした星像となりましたとさ。あーあ、早く気がつけばよかった・・・

 

 

 

カテゴリー: 天文機材 | タグ: | コメントをどうぞ

アトラス彗星 (C/2019 Y1) 2020/05/13


アトラス彗星 (C/2019 Y1)
BKP300 1500mm f5 反射, MPCC-MK3, Sony α7s(改造), ISO12800, 露出30s x 40=20分, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 東御市 観測所, +6.0°C, 2020/05/13, 22h16m JST. 視野角: 52′ x 35’, メトカーフ合成, ↑N

アトラス彗星(C/2019 Y1)、3月15日の近日点通過後も明るい状態が続きましたが、さすがに暗くなったようです。2019 Y4の観測に忙しく、4月の明るい時に撮影していませんでした。残念、彗星は撮れるときに撮っておかないといけませんねえ。しかし、この彗星もリラー彗星(C/ 1988A1)の分裂核とされているので、今後何が起こるかわかりません。追いかけてみたい対象です。

 

 

カテゴリー: 彗星 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 2020/05/13


パンスターズ彗星 (C/2017 T2)
BKP300 1500mm f5 反射, MPCC-MK3, Sony α7s(改造), ISO12800, 露出30s x 40=20分, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 東御市 観測所, +6.0°C, 2020/05/13, 21h45m JST. 視野角: 52′ x 35’, メトカーフ合成, ↑N

この日、アトラス彗星(2019 Y4)は、山の端の枝越しに存在を確認したのみでした。5月11日に一時的に核付近が明るくなっていましたが、この日にはすでに暗くなっていて拡散した姿でした。大彗星にはなりませんでしたが核の壊滅という貴重なイベントを見せてくれて面白い彗星でした。

パンスターズ彗星(C/2017 T2)は、ダストの尾がはっきりしてきました。コマの中の扇形のダストは相変わらずですが、回転して位置が変わったように見えます。短い焦点距離では東に延びるイオンテイルもかすかにわかるようです。(未確認)おそらく、ダストリッチな彗星なのでしょう。*追記 イオンテイルではなくて、アンチテイルのようです。

 

 

カテゴリー: 彗星 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

ウズベキスタン旅行記(その3・ブハラ〜ヒヴァ〜タシケント)2019/08


ウズベキスタン旅行記その3、旅程4日目夜ブハラに入り翌日はブハラ市内観光、6日目はブハラからヒヴァに向かい途中キジルクム砂漠に点在するカラ遺跡を見学。7日目ヒヴァ観光。8日目ウルゲンチからタシケントに飛行機で移動してタシケント市内観光。9日目韓国インチョン経由、乗り継ぎ時間が7時間あるのでインチョン市内ミニ観光後、日本へ帰国。

<旅程5日目>
4日目の夜ブハラに入りました。

宿泊は、旧市街中心にあり名所には徒歩で行けるアジアブハラホテル。三つ星の伝統あるホテルでしたが、一部設備も伝統ものらしく、停電あり、お湯の出チョロチョロでした。ここは、某旅行会社の系列に今は入っているのでツアーで泊まれる機会はあまりないとのこと。

<チャールミナルと近所のお土産屋さん>

5日目の朝は、民家の中を歩きながら美しい4本のミナレットで有名なチャールミナルに行きます。途中販売中の看板がかかった家もありましたが価格はTELとのことで不明。5分ほどでチャールミナルにつきます。快晴の青空にはえてとても美しい!

で、すぐに目の前にあるお土産屋さん、あれ?軍服、勲章売ってる!旧ソ連ものを売るお店ではありませんか!チャーミナル見物は早々に切り上げてお店見学。共産党の党員証500円〜、勲章 1,000円〜、ソ連軍制帽1,500円〜、拳銃まである!(大丈夫かいな?)ロシアの CCCPショップより品物豊富で安いです。おもわずソ連軍制帽買いました、¥2,500なり。私のソ連カメラコレクションと一緒に並べてあげましょう。

この国がかつてはソ連邦の一部だったことを思い起こさせるお店でした。でも今は、近くの遊園地にネズミの国のおそらくパチモン(少々目つきが悪い)がいる国なのでした。

<イスマイルサマニ廟、チャシュマアイユブ、ボロハウズモスク>

イスマイルサマニ廟 907年にサーマン朝サマニ王が建立した中央アジアに現存する最古のイスラム建造物です。モンゴル軍来襲時には、ほとんどの部分が砂に埋もれていたため破壊を免れ日干しレンガと焼きレンガを使った10m四方の建物が当時のまま残っています。

チャシュマアイユブ(ヨブの泉) 建物の写真ありません、内部が水の博物館になっていて聖水が出ています。飲んじゃった人は、見事にお腹を壊して翌日苦しんでいましたから飲んではいけませんよ。

イスマイルサマニ廟、チャシュマアイユブは大きな公園の中にあって、お土産屋さんが路上に品物を置いて売ってます。ザクロの実をモチーフにしたお皿が綺麗で小さめな物を購入しました。

ボロハウズモスク ブハラのハーン専用モスクとして1718年に建立された木造のモスク。ハウズは池の意で、モスクのクルミ材の柱が池に映って美しいとのこと(池の水が濁っているので美しいと言えるかどうか・・・)

<アルク城、カラーンモスク、ミル・アラブ・メドレセ>

アルク城 紀元前から砦があった古代ブハラ発祥の地、7世紀以降、破壊、築城が繰り返されて現在の建物は18世紀に築城されたものだそうです。城の中には小さな博物館があります。

カリヤンミナレット、カラーンモスク アルク城から徒歩でも行けますが、電動カートタクシーが沢山いるのでこれを利用しました、楽ちんです。モスクには高さ46mの巨大なカリヤンミナレットがあります。モンゴルの来襲後16世紀に再建されたモスクは1万人もの人を収容できる巨大な建物で何本もの支柱に支えられた回廊がとても印象的でした。(ソ連時代は倉庫として使用されていたとか)

隣接するミル・アラブ・メドレセ、神学校もとても美しい建物でソ連時代も神学校、図書館として使用することが許されていた貴重な神学校です。

<丸屋根市場タキ・羊と牛肉のシャシリク>

旧市街、丸屋根市場タキ 宝石市場タキ・ザルガラン、帽子市場テルパクフルシャン、両替屋タキ・サラファンの3つの市場が現存していて入口はラクダが通れるように高くなっています。

羊・牛肉のシャシリク(ケバブ) お昼を市場の隣にあるレストランでいただきました。シャシリクはナンで挟んで食べると美味しいですよ〜!と、ガイドさんに言われたときにはすでにナンを食い尽くしていて、え〜!早く言ってよ〜!食い意地張っててすいません、急いでナンの追加を持ってきてもらいました。ここのお店のワインは輸入品らしくて、ウズベキスタンでは唯一美味しいワインでした。シャシリクもとても美味しくて大満足でしたよ〜。

市場の中のお土産屋さん、いろいろありますがブハラの名物は刃物だそうで、コウノトリの形のハサミがお土産としてよく売れるとのこと。革袋に入って20ドルでした。

<旅程6日目>
<キジルクム砂漠・アヤズカラ遺跡・トプラクカラ遺跡>

旅程6日目は早朝ホテルを出発してキジルクム砂漠500Kmを横断してヒヴァへ向かいました。

アヤズカラ遺跡遠望 キジルクム砂漠は乾燥した荒れ地で北東にシルダリヤ川、南西にアムダリヤ川が流れ川や点在するオアシス周辺では、灌漑農業が行われている乾燥地域です。カラというのは砦という意味で紀元前2〜3世紀ころから作られた古代ホレズムの都城遺跡ですが、アムダリヤ川の流路が変わる度に移動して街を作り直したために、かつては1000以上の遺跡があったとされます。農地等にするために破壊が進み現在は数百程度しか残っていません。

アヤズカラ遺跡のふもとユルタ(テント)レストラン お昼はユルタ(テント)のレストランでいただきました。ここは、宿泊もできるとのこと。食事はディムラマ(肉じゃが)醤油、砂糖は使わない香辛料で味付けする薄味の食事です。ウオッカがサービスされて、これが美味しい。この国のお酒はウオッカが良いですね。

トプラクカラ遺跡 よく保存されている日干しレンガで作られた都市宮殿遺跡です。1〜3世紀に栄えたクシャーナ朝時代の遺跡でここを首都とした時代もありました。ゾロアスター教を信奉していたため火を祀る神殿、城壁に囲まれた宮殿跡などが残っています。周囲は乾燥した荒れ地のように見えましたが、ここからアムダリヤ川に向かって、灌漑農業の畑が広がっています。

工場労働者の社宅 キジルクム砂漠は天然資源の宝庫で、金、天然ガス等の採掘が行われています。特に天然ガスの埋蔵量は莫大で、ガスで走る自動車も多いためガソリンスタンドと同じくらいの数のガススタンドがありました。関連する工場には、社員のためのロシア風住宅が付属していて、これらは社員が格安で購入できるとのことでした。

<皺メロン・アムダリヤ川・ヒヴァASIA ホテル>

アムダリヤ川 ダリヤは海、大河という意味なのでアム川という表記もあります。カラ遺跡からアムダリヤ川を渡ってヒヴァに向かいます。まだこのあたりでは川の流れは雄大ですが、この地域から広大な川の水を利用する灌漑農業の畑が広がり、アラル海に注ぐ前に川は干上がりかつては世界第4位の湖だったアラル海も1/5の面積となってしまっています。

メロン市場 途中市場で夕食、朝食用メロンを共同調達。市場のおじさんは気前よく試食をさせてくれました。ただ、試食用ナイフは地下水で洗ってるのでお腹弱い人は食べない方が良いかも。

ヒヴァのホテル ブハラで宿泊したホテルと同じASIAホテル、人なつこい子猫が出迎えてくれました。イチャンカラ(内城)南門のすぐ近くにあり、低層(2階建て)本館、別館があります。別館の方が部屋も広く設備も新しいようで、快適なホテルでした。写真は本館別館の間にある中庭とレストランです。

<旅程7日目 イチャンカラ>

中央アジア、西アジアの城壁に囲まれた市街地をイチャンカラと言うんだそうで、日本語に直訳すると内城です。現存するもので無傷で残るのはヒヴァのイチャンカラのみだそうでこの日は朝からイチャンカラの内部を見学しました。

アルク(城郭)、メドレセ(神学校)20校、ミナレット 6基、モスク(寺院)20、など歴史的な建造物が50以上残っているそうです。

入場券を買って、西の門から入ると青い大きなミナレット、カリタミナルが出迎えてくれます。1852年に着工したこのミナレット美しいけれど未完成品です。理由は諸説あり?だそうです。

ムハンマド・アミン・ハーン・メドレセ 中央アジア最大の神学校ですが、今はホテルになっています。

指人形のお土産(制作途中) 制作途中のものはなかなかシュールです。

イスラーム・ホジャ・ミナレット イチャンカラ最大のミナレット(46m)一番高い建物なのでこれを目印に散策しました。

ジュマモスクでの結婚式 民族衣装で記念撮影中でした。新郎は10代でしょうなあ(うらやましい)

ジュマモスク 10世紀からの古いモスクで213本の木の柱で支えられています。

民家の洗濯物 人が住んでいるので路地裏にはこういう風景もあります。

民家レストランで昼食 メインはプロフでしたが、地域によって材料、味が違って飽きずに美味しくいただけましたよ。

その他、宮殿、廟、博物館、展望台など見所満載でしたが、いつものように旅の後半は疲れてきて写真が激減、お腹の調子も少々悪化してトイレ探しに忙しくてあんまり憶えていないのでした。

<旅程8日目 ウルゲンチからブファラ経由 タシケントへ>
ウルゲンチ空港から空路タシケントに向かいました。飛行機はブファラを経由してタシケントに行くのですが、ブファラでけっこうな人が降ります。ぼーっとしているとついつい人並みについいていってしまい、降りてしまうことのないようにしましょう。私たちのツアーは、1名脱落するところでした。(私ではありませんよ〜)


<ウズベキスタンの物価>
最終日はタシケント観光でした。タシケントは大都会なのでこんなお店もあります。このお店の価格がその国の物価を知る指標としては便利ですよね。ツイスタージュニアが10,000スムとのこと、円換算で120円ですね。日本だと照り焼きツイスターが340円ですからおおよそ1/3ぐらいというところでしょうか?


<お土産は大きなスーパーへ、買い物事情>
あまり時間がなかったけれどスーパーに寄ってもらってお土産を買い込みました。この国での買い物事情は、大きなスーパーではカードが使えるところがあります。ただし使えるのはVISA、DCぐらい、しかもレジによっては現金(スム)のみです。
現地通貨スムで買い物するのが安心ですが、お金が足りないときは、カードキャッシングの端末が必ずあるのでそれで現地通貨をキャッシングすると便利です。ホテルの両替よりずっと手数料は安く済みます。その辺の事情はロシアとそっくりでした。

<国立博物館>

立派なソ連調の博物館でした。今回見られなかった仏教遺跡も見てみたいな〜と思いました。3階は現在の産業や文化を紹介するコーナー、天文台の紹介がありました。日本製(高橋製作所)の赤道儀が活躍している様子が紹介されてましたよ。

<旅程9日目>
夜の便で、韓国インチョン空港に向かいました。
インチョン空港では、成田への乗り継ぎ時間が7時間あったのでタジキスタンからの帰国組と一緒に韓国に入国してインチョンのミニツアーに出かけました。乗り継ぎ時間を有効に使えてちょっとお得な気分になれました。

無事、成田について旅は終了。これからxxxスタンの国、全制覇したくなる楽しい旅でした。

*この記事は2020年5月に書いています。コロナ新型肺炎の影響でまったく海外に行けるような状況ではなくなりました。ツアーでご一緒された皆様のご健康をお祈り申し上げます。また、丁寧にご案内いただいた西遊旅行社さんとスタッフの皆様に感謝申し上げるとともに、この状況を乗り越え再びツアーに参加できる日が一日も早く来るよう、祈念申し上げます。

関連ページ
ウズベキスタン旅行記(その1・サマルカンドへ)
ウズベキスタン旅行記(その2・サマルカンド〜シャフリサブス)

 

カテゴリー: | タグ: , , , , , | コメントをどうぞ

NGC 676, NGC 693(銀河・うお座)


NGC 676, 693(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, 23h 33m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 676(銀河), 光度:10.5 mag, 直径:4.0′ x 1.2′, 分類:S0/a :sp Sy2, z=0.005023, RA 01h 48m 57.31s  DEC +05d 54m 27.10s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N


NGC 693(銀河), 光度:13.2 mag, 直径:2.1′ x 1.0′, 分類:S0/a? HII, z=0.005227, RA 01h 50m 30.85s  DEC +06d 08m 42.8s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 676 は、およそ6,700万光年の距離にあるレンズ状のタイプ2セイファート銀河。NGC 693は、およそ7,000万光年の距離にあるレンズ状のHII核を持つ銀河。どちらも活動銀河核を持つ銀河です。ただしNGC 693は、SDSSの画像を見るとうねるようなダストの帯が銀河を貫いている様子が見えているので、レンズ状銀河ではないかもしれません。

Groups of galaxies within 80 Mpc. II. The catalogue of groups and group members. (1992 A&AS )によれば、赤方偏移値からNGC 676, NGC 693, NGC 718の3つの銀河は NGC 676グループを形成するとされています。が、NASA / IPACでは、いずれも重力的には孤立した野良銀河(Field galaxy)とされています。


うお座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/1, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

2019年の秋の星雲星団巡りは、ここまで。2019年は天候不順で、特に新月期の天候のめぐり合わせは悪く、長野県東御市にある観測所の6月から10月末までの新月期の観測日は0でした。温暖化が進むとともに特に夏の山の天気は不安定で晴れなくなり夏の天の川を夏に見る機会はまったくありませんでした。日本を含む地球環境の変化に不安を感じる今日このごろです。

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 524, 532, 505, 509, 516, 518, 525(銀河・うお座)


NGC 524, 532, 505, 509, 516, 518, 525(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, 23h 09m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 524(銀河), 光度:11.3 mag, 直径:2.8′ x 2.8′, 分類:SA(rs)0+, z=0.008016, LGG 023, RA 01h 24m 47.72s  DEC +09d 32m 19.8s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 524は、約9,000万光年の位置にあり周囲の銀河を含めてLGG 023, NGC 524グループという小銀河グループを形成しているとされています。分類はレンズ状銀河ですが、弱い螺旋状構造を維持しており残留するガスの中ではわずかながらも星形成も行われているようです。この銀河の外周部にはSN 2000cxとSN 2008Qの2つの超新星が発見されていることからも活動を停止した静的な銀河ではないことがわかります。


NGC 532(銀河), 光度:13.95 mag, 直径:2.5′ x 0.8′, 分類:Sab? sp, z=0.007875, LGG 023, RA 01h 25m 17.34s  DEC +09d 15m 50.8s (J2000.0)
視野角:約 8′ x 5’ ↑N

NGC 524グループの銀河を調査したところ、NGC 502を除く4つの銀河ではバルジの中にある恒星の平均年齢は30億年〜60億年の範囲にあり、核の中央部付近では10〜20億年前にスターバーストがほぼ同時期におきていたことがわかりました。(Structural analysis of disk galaxies of the NGC 524 group. IL’INA M.A., SIL’CHENKO O.K.  2012 ARep)

スターバーストが同時期に起きていたということは、かつてはこれらの銀河はお互いに重力干渉を起こすほどの近い位置にあったのかも知れません。


NGC 505(銀河), 光度:14.8 mag, 直径:0.9′ x 0.6′, 分類:S0, z=0.018556,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N
LGGカタログでは、同じグループには所属していません。赤方偏移の値からも遠方の銀河のようです。


NGC 509(銀河), 光度:14.4 mag, 直径:1.6′ x 0.6′, 分類:S0?, z=0.007542, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N


NGC 516(銀河), 光度:14.1 mag, 直径:1.4′ x 0.5′, 分類:S0, z=0.008129, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N


NGC 518(銀河), 光度:14.2 mag, 直径:1.7′ x 0.6′, 分類:Sa : sp, z=0.009090, LGG 023,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N


NGC 525(銀河), 光度:14.2 mag, 直径:1.5′ x 0.7′, 分類:S0, z=0.007135,
視野角:約 8′ x 5’ ↑N
LGGカタログでは同じグループには所属していませんが、赤方偏移の値からおそらく同じグループの銀河でしょう。


うお座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/1, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 514(銀河・うお座)


NGC 514(銀河), 光度:11.7 mag, 直径:3.5′ x 2.8′, 分類:SAB(rs)c
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, 23h 24m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 514(銀河), 光度:11.7 mag, 直径:3.5′ x 2.8′, 分類:SAB(rs)c, z=0.008246
RA 01h 24m 03.90s  DEC +12d 55m 02.6s (J2000.0),
視野角:約 12′ x 8’ ↑N

NGC 514は、魚座のおよそ9000万光年離れた位置にある、おそらく単独の銀河です。低輝度銀河という呼称もあるようですが、小さいけれど明瞭なHII核を持ちその中心では激しい星形成が行なわれている銀河であり、画像からも低輝度銀河は相応しい呼び方ではないでしょう。


うお座  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(80mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/1, +3℃, 東御市・観測所 ↑N

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

NGC 7720, NGC 7728(AGC 2634・銀河・銀河団・電波源・ペガサス座)



AGC(abell) 2634 銀河団
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/11/01, 22h 34m,  +3.0℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N

AGC(abell) 2634は、ペガサス座にある約4.7億光年(誤差大)の距離にあるとされる銀河団です。中心にある銀河NGC 7720は、銀河団の中心に落ち込みながら周囲の銀河を取り込んでいると考えられています。この銀河は強い電波源3C 465でもあり、1970年代から盛んに電波観測が行わた領域でもあります。


NGC 7720(銀河), 光度:13.4 mag, 直径:1.6′ x  1.3′, 分類:cD; E+ pec: LERG Z=0.030221
RA 23h 28m 29.39s  DEC +27d 01m 53.3s (J2000.0),
視野角:約 12′ x 8’ ↑N

NGC 7720は、ヤーキース分類の典型的なcD銀河とされます。cD銀河は超巨大な拡散して見える銀河で銀河の合体の結果とされています。この銀河の核は2つあるように見えますが北側の核は別の銀河(NGC 7720-2)で、7720と合体の途中とされます。周囲にある電波源は進行中の合併による乱流ガス運動から生じたものとされています。
(参照:Radio sources around 3C 465, in the cluster of galaxies Abell 2634. WIELEBINSKI R., HASLAM C.G.T., BAKER J.R.et. al  1978 A&A)


NGC 7728(銀河), 光度:14.1 mag, 直径:1.0′ x  0.8′, 分類:E, z=0.031348
RA 23h 40m 00.839s  DEC +27d 08m 01.37s (J2000.0),
視野角:約 8′ x 5′ ↑N

abell 2634銀河団の構成員とされる銀河で、形態分類はE(楕円銀河)とされていますが違和感があります。SDSSの画像を見ると中心部にジェットのような物が見えます、調べてみると電波のジェットを持つ銀河に分類されていました。(A new list of extra-galactic radio jets. 2002 A&A) おそらくこの銀河も他銀河を併合した姿なのでしょう。

 

 

カテゴリー: NGC天体, 星空観望 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ

パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 2020/04/25


パンスターズ彗星 (C/2017 T2)
BKP300 3000mm f10 (2X tele converter,),  MPCC-MK3, Sony α7s(改造), ISO25600, 露出10s x 62, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 東御市 観測所, +5.0°C, 2020/04/25, 20h53m JST. 視野角: 26′ x 17’, メトカーフ合成, ↑N

見かけの位置はアトラス彗星 C/2019 Y4 の近く北天の空にいます。まもなく近日点通過(5月5日)明るさも8等代前半なのでアトラス彗星と同じように撮像してみました。結果、なんだかとても変な姿になっています。(2月の画像はこちら

コマの中のダストの噴出?と思われる物が扇形の形に見えています。南の方向に淡くダストの尾が伸びているように見え、あんなにはっきり見えていたダストの尾が見えなくなっています。淡い尾も扇形のダストも軌道方向に沿っているように見え、地球からの見かけの位置が変わったためなのでしょうがそれにしても違和感があります。

これから観測しやすい位置に来るので追いかけてみたい彗星です。

 

 

カテゴリー: 彗星 | タグ: , , , , | コメントをどうぞ