Narciss 1964

Narciss 1964 ソ連、16ミリフィルムを使うミニ一眼レフカメラである。医療用マイクロカメラとして開発された物を後日一般向けカメラとして市販したらしい。名前はナルシス、まあナルシストのナルシスなので日本人はムム!と思うかも知れないけど、ナルシスは水仙の一種で美しい可憐な花の名前なので、世界的には問題なしだと思う。当時の一眼レフをそのまま小さくした独自デザインなんだけど、バランスよくまとめられていてかわいらしいカメラだ。医療用のものは、1962年に製造されボディーは白、一般用は1964年製で黒、一部輸出用は銘板が英語「NARCISS」表記のものがある。数年で製造は終了したらしくあまり数は無い。

フォーカルプレーンシャッター 1/2〜1/500、ペンタプリズムファインダー、ノブ式巻き上げ、順算式フィルムカウンター、など当時の高級一眼レフの機能を小さなボディーにうまく組み込んでいる。16ミリ幅フィルムは110フィルムと同じフォーマットだけど、今となっては当然手に入らない、フィルムは35ミリなどから切り出して付属のフィルムマガジンに詰めこんで使うしかない。現像も自分でやるしかない。

レンズ交換、ファインダーの交換ができる。標準で付いているレンズはベガ35mmF2.8、これが驚くほど良く写る。モノクロで撮るとあきれるほど良く写る、ソ連製ではピカイチだと思う。残念ながら、現像できないのでカラーフィルムでは試していない。せっかくレンズ交換できるんだけど、マニュアルに掲載されている24ミリ広角、50ミリ望遠は、製造されなかったのかいくら捜しても見かけない。Lマウントアダプターというのが純正で用意されているのでライカマウントのレンズを取り付けることはできる。ファインダーは医療用として交換の必要があったのかも知れないが、これも交換用のファインダーは見たことがない。

付属の革ケース、この時代のKMZ、LOMO工場製高級カメラに付属した革ケースは実にできが良い、丁寧な作りでたいへん美しい仕上がり。この頃をピークに以降カメラもケースも(ソ連自身も)どんどん品質が悪くなって、最後は崩壊してしまう。

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