Pentax Q 縮小光学系で星雲星団を撮影してみる

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M27 Meade Lx200-20 F5 RD SP26mm、 Pentax Q 02 Lens 8.5mm f1.9  、ISO1600 30秒 経緯台追尾

小さなチップを生かして彗星の核近傍を連続撮像させるのに何とか使えないかと、試行錯誤してみた。Pentax Q はコンパクトデジカメと同じ1/2.3インチサイズ素子を使用している。なんだコンパクトと同じか、などとあなどってはいけない。裏面照射、ローパスレスのこのチップはシャープで高感度。特にノイズの少なさはすばらしい。最高感度 ISO6400でも十分実用になる。搭載している機能はペンタックスの一眼レフに準じており、Rawファイルでの記録、カメラ内現像もできる。天体撮影に便利なインターバルタイマーも内蔵している。
これなら、天体撮影にもすぐに使えそうなのだが、残念ながら障害がいくつかある。1.露出制限、最長30秒までしか露出できない。バルブでも32秒まで。 2.感度制限、長秒時の露出ではISO1600までしか上げられない。 3.シャッター制限、ボディーにはメカシャッターがない、電子シャッターのみで最長2秒。いずれも小さなボディーで熱ノイズ対策のためと思われるが、せっかくの高感度チップの特性が生かされず残念、ROMバージョンアップで対応してくれないかなあ。
露出とISO制限をクリアーするには、極端に明るい光学系と組み合わせればいい。ただし彗星の核近傍がターゲットだと400mmぐらいの焦点距離(35ミリ換算2200mm)がほしい。そこで縮小光学系に組みこむことにしてみた。

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縮小光学系というのは間接撮影という方法でアイピースで拡大した像をカメラのレンズで素子上に結像させる。合成の焦点距離は、望遠鏡の倍率 X カメラレンズの焦点距離 で計算される。組み合わせによってはその望遠鏡の元の焦点距離より短い合成焦点距離にすることができる。なるべく明るくしたいので20cm f10のシュミットカセグレンに、F5レデューサーと26mmレンズをつけて39倍、Qの02レンズが8.5mm、計算上のfは1.6!だけどf値はカメラ側のレンズ以上に明るくはならないので、おおよそ焦点距離330mm(35ミリ換算1815mm) F2のレンズとなるはず。
カメラと望遠鏡の接続は、手元にあった試作品の間接撮影用カメラアダプターに若干の手を加えて接続してみた。(上写真参照)小さなボディーなので望遠鏡の接眼部に負担がかかることもなく便利。あとから考えるとf5のレデューサーは余計だったようなので、本番はレデューサー無しにするつもり。

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本当は赤動儀ウエッジに乗せて赤動儀として使用した方が良いんだけど、極軸出しの時間がなかったので経緯台モードで望遠鏡は動かしてみた。でまあ、各種星雲星団を30秒露出で撮影してみたのが表題のM27と以下の写真。

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M17 オメガ Hαの赤もまあまあ、アイピースとレデューサーの色収差が出る。

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M13 球状星団 視野回転で周辺は流れる

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M57 惑星状星雲

星雲星団の写りをみると明るい彗星の核近傍ならいけるんじゃないだろうか?。で、肝心の彗星(パンスターズ)もこの晩(5月6日)撮影予定だったんだけど、北の林に遮られ時間切れ再勝負となる、トホホ。

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Pentax Q 縮小光学系で星雲星団を撮影してみる への1件のフィードバック

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