M16, M27(NexGuide オートガイダーの設定・まとめ)

M16M16  2014/04/08 LX200-20 f6.3 Pentax K5IIs ISO6400 1m x 6

M27-140407M27 2014/04/08 LX200-20 f6.3 Pentax K5IIs ISO6400 2m x 4

系外星雲の写真が続くと色が無くてさみいしのいで派手なやつ2点。どちらも明るいのでよく写る。画面の右側の方がピントが甘い、スケアリングの調整必要かも知れない。

NexGuide オートガイダーの設定・いろいろやってみた結果の自分用備忘録

1, 1000mmを超えるものをガイドするのは難しい
500ミリでうまくいっても、1000ミリではうまくいくとは限らない。ガイドシステムにかかる精度はかなりちがうので別物と思ってシステムを構築したほうがいい。

2, まずはガイドマウントを疑え
ガイドが流れるときはまずガイドマウント回りを疑ってみる。短い焦点距離ではうまくいっていても、微動付きの小型ガイドマウントはボルト一本で軸を支える のでそこが振動の原因となる。ガイド鏡を動かして使いたい時はガイド鏡リングの方が鏡筒を前後2点以上で支持するので振動とたわみに強い。できれば接眼部 にもう一本いれればなお良い。操作性はそんなに変わらない。
DSCF2333
ガイド鏡は動かしたいときはガイド鏡リングを使う。

3, オフアキシス、イメージシフトは難しい
あまり感度の高くないオートガイダーだと明るいガイド星が必要。600ミリくらいのガイド鏡の視野内に明るい(3-4等の)ガイド星がある可能性は低い。天の川から離れた春秋の系外銀河ではかなり困難。

4, ネジは工具で締められるものに変える
接眼部のネジも溝付きツマミに変えるなどして確実に締めつけられるようにする。ネジの数を増やしても締め付け不足では意味がない。

5, ガイド鏡のレンズ性能は良いものを
ガイド用といえどもレンズ性能は良い方がいい、レンズの性能で極限等級もかなり違う。ファインダー兼用の短焦点アクロマートは避けた方がいい。
IMGP3715
ガイド撮影第一号は、ガイド鏡の接眼部の問題でこのようにぐるぐる回っていました。

6, オートガイダーの露出は?
シンチレーションが悪いときは、ガイダーの露出を短く(100msec〜250msec)するとシンチレーションを拾ってハンチングする。長くするとシンチレーションの影響を受けにくくなるので0.5sec〜1secぐらいでテストを繰り返していた。確かに追尾は安定するけど、赤経側の精度が上がらない。DCモーターは反応が遅いので修正しきれないようだ。

そこで露出をできる限り短くし、補正量をNexguideが指示する値の1/2〜1/3ぐらいにして、細かくかつ少しずつ補正するように設定したらうまくいった。(*これは赤道儀によってかなり事情は異なるだろうからあまり参考にはならないかもしれない。)結果的に明るいガイド星が必須なのでオフアキシスやイメージシフトは使えない。

*反応の遅いDCモーターで長焦点をガイドするのはつらい、ステッピングモーターだとこの辺はだいぶ事情がちがう。それでも上記のような方法である程度回避することはできる。

7, PEC機能はOFFする、DECバックラッシュ補正もOFF
赤道儀側のDECバックラッシュ補正は切った方がいい、かえってハンチングの原因となった。PECも切った方が良いようだ、星が跳ねる現象がなくなった。

8, オートガイドのDEC補正は切らない(切れない)
正確に極軸のあった望遠鏡なら赤緯(DEC)側の補正は頻繁に入ることはなく、補正される方向は一定のはず。極軸は毎回かなり高い精度で合わせているつもりなのでDECの補正を切ってみた。確かに対象の位置と露出時間によってはOKだけど、長焦点では大気差などでやはり補正は必要だった。そこで指示値の1/3ぐらいに補正値を設定すると安定した。短い焦点距離(500mm以下)ならOFFでも問題ないだろう。

9, ガイド星を導入したら5分間放置
ガイド星導入したら、ガイド鏡がたわみきるように5分ほどガイドだけさせて撮影はしない。連続撮影すると後半の方が成功率が高いことで気がついた。

10, Nexguideのコマンド操作体系は使いやすい
コマンド、操作体系は良くできていて必要十分で覚えやすい。暗闇でも比較的操作しやすい。移動用の500ミリぐらいでガイドシステムを組むときにはスタンドアローンのこの機種は最適だと思う。

*追記1:2016/01 メイン望遠鏡の赤道儀をTS-NJPにしたので現在オートガイダーはタカハシ純正α-SGRIIIを使用しています。1000ミリを超えるガイドはやはり反応の早いステッピングモーターと超高感度で向けた方向に必ずガイド星があるCCDだと効率がすこぶる良いです。
NexguideはビクセンSP赤道儀に取りつけて300〜500ミリガイド用として利用中。

*追記2:2016/3/19 備忘録をわかりやすいように一つにまとめて編集しました。

 

 

広告
カテゴリー: NGC天体, 天文機材, 星空観望 タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中