Sony α7s IRフィルターを交換して天体写真専用機に

Sony α7sを使い始めて約3ヶ月、IRフィルター交換(スターショップ、新改造)まで行ったのでカメラの天体写真用特性などをまとめておこうと思う。

1− 流星カメラ
最初の目的は超高感度フルハイビジョン流星カメラとしてHDMIでキャプチャーを行うために購入。フルハイビジョンでキャプチャリングができ今までの次元とは異なる画像が得られた。ふたご座流星群では一晩で600個を超える流星がキャプチャーできた。

2− 彗星の連続観測
おりしも明るくなっていたLovejoy 彗星(2014Q2)の核近傍を動画観測。ISO100000, 1/4秒露出で核近傍を動画で撮影できた。ただし思惑のような彗星の構造は見えず、イオンテイルが活発な様子を見せ始めたのでそちらの観測に切り替えた。

上記1,2はノーマルのままで撮影。ISO100000を超える感度での動画撮影はすばらしくさすがビデオのSONYと関心。これに代わるカメラは今のところ存在しない。

3− 静止画カメラとしての天体適性はどうだろう?
超高感度を静止画でも生かせないか?ということで主に系外星雲の撮影をしてみた。ISO16000〜32000で露出10〜30秒で系外銀河も簡単に撮影できる。ただし、他のノーマルカメラと同様星の色が出ない系外星雲もモノクロ写真のようになってしまう。
そこでHα領域だけでも色がつけば良いだろうということで、カラーバランスなど少々不安はあったが、IRカットフィルターをHαを透過するものに交換改造(スターショップ・新改造)をしてもらった。モンキー星雲などの赤い星雲は楽々撮影できるようになったのは当然、予想外に系外星雲の青い腕や星間物質の赤黒い色が表現されるようになって銀河がとてもカラフルになった。ISO16000〜32000で露出10〜30秒だとフルサイズでもダークノイズはほとんど影響しない、普通にダークを引けば問題なし。ホワイトバランスもカメラのカスタムセットでホワイトを取っておいて撮影し、現像時に微妙な調整を入れることでバックはノーマルな黒に仕上がる。8〜20コマを加算平均しているが、露出時間が短いので撮影時はたいした手間にはならない。IR改造を施せば無敵の?天体用デジカメになると思う。

comp-M82M82, ISO16000, 露出15秒 x 16枚 左:改造前 右:改造後

comp-M106
M106, ISO32000, 露出15秒 x 16枚 左:改造前 右:改造後

カテゴリー: 天文機材, 星空観望 タグ: , パーマリンク

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