NGC 7000(北アメリカ星雲・散光星雲・はくちょう座)2台のカメラを遠隔制御して撮像する。

NGC7000-1609-R500-a7s
NGC 7000(北アメリカ星雲・はくちょう座) 120‘ x 30’ 4.0mag E
Rubinar 500mm f5.6, Sony α7s(新改造), フルサイズ
ISO12800, 30s x 10, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII,  2016/09/01 東御市・観測所

主砲のBKP300鏡筒はTS-NJP赤道儀に、ロスマンディー(互換)のアリ型、アリ溝で接続されています。アリ型アリ溝は複数の鏡筒を交換しながら使うにはとても便利な機構なのですが、30cmは30Kg以上の重量がありますから簡単には交換ができずこの機構はあまり意味がありません。カメラレンズを取りつけるスペースもないので同時に複数のカメラで撮影することもできません。持っている機材を現状にあまり手を加えずに同架する方法はないものか?ということでTS-Tプレートにロスマンディのアリ溝を載せて、両方のプレートを貫通するように首下40mmのM10ねじでNJP赤道儀に取りつけました。これで何の加工もせずにアクセサリーの取りつけスペースを確保できました。

さっそく、確保したスペースにRubinar 500mm f5.6 レンズを取りつけて北アメリカ星雲とペリカン星雲を撮影。輝星は滲みますが四隅まで気持ちの良い像です。このレンズピントが撮影中によくずれます。初めは向ける方向でミラーが動くのかと思いましたが、露出中にピントリングがじわじわと動いてしまうようです。ピントを一度合わせたらマスキングテープなどでピントリングを固定してしまいましょう。

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Tプレートに 300mm f2.8(初代)を同架したようす。低重心ガイドマウントをカメラ雲台にすると主鏡との軸合わせができて便利。

imgp6068
αSGR-III本体には2つのUSBポートとカメラレリーズが1個あります。USBケーブルでα7sを接続して純正ソフトでカメラをコントロールし、もう一個のUSBポートにはUSBメモリーを接続して画像の保存先とします。カメラレリーズにはPentaxのカメラをつないでαSGR-IIIのソフト上からコントロールします。これで同時に2台のカメラをリモート撮影できるようになりました。撮像結果もカメラのメモリーカードをFlashairにしてPCと接続ブラウザー上で確認できるようにしました。望遠鏡とカメラを設定してPCとつなぎあとは観測所屋内からリモートで操作します。らくちんです、特に厳冬期の撮影はとても楽になりました。

追記:2016/12 Flashair + USB接続するとカメラの電池消耗激しく補助バッテリーをつないでも2時間ぐら位しか持たないことが判明。外部USBメモリーに画像を保存すると日付によるフォルダー管理をしてくれない、カメラ本体の液晶で画像を確認できない。そこで現在は、以下のようにカメラをつないでいます。

αSGRIIIカメラレリーズ → 分岐ケーブル → Sony a7s + Flashair
:                    → Pentax  +Flashair

カメラの電源はどちらもACアダプターで供給するようにしました。

2台のカメラの露出制御
分岐ケーブルで2台のカメラをつないだため、αSGRIIIソフトからは1台のカメラしか制御できないので同じ露出時間での2台同時撮影しかできません。しかし、以下のように設定すると別々の露出設定ができます。

a7s  → 露出設定を30秒(Bではなく)、ドライブモードを連続撮影に 設定
Pentax → 露出設定をB(バルブ)に 設定

これで露出時間を30秒の整数倍の時間に設定します。例えば2分露出を1回で設定すると、Pentaxは2分露出1枚撮影、a7sは30秒露出4枚撮影という結果になります。

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