M42(オリオン座大星雲)の自作分光器を使った低分散スペクトル


fig. 1  M42(オリオン座大星雲)のスペクトル
Celestron Nexstar 6SE + Meade f5 reduser (825mm f5.5), Sony a7s(改造)、自作分光器(愛光者7号)、ISO12800, 5s x 6, 2017/11/11   神奈川県大和市・自宅ベランダ

望遠鏡に取り付けるスリット式低分散分光器を自作しました。愛称は愛光者7号です。これの試験と調整を自宅で行いました。fig. 1の上の画像はスリットを外した状態での画像です。恒星は点像なのでノンスリットでも分光観測ができますが、面光源の天体(星雲や彗星)はスペクトルが重なってしまうのでスリット(幅10μm〜100μmぐらい)が必要となります。

fig. 1の下の画像はスリットを入れて撮像したスペクトルです。スリットで限定された部分だけを観測できるようになりM42が輝線で光っていることがわかります。スリットも自作でスリット幅は40μm、この画像から5000Å付近でだいたい40Åぐらいの解像力があるようです。


fig. 2 生データの解析グラフ
画像をスペクトル分析ソフトにかけると画像中の輝線の波長と強度がわかります。カメラの分光感度特性を補正する前の生データです。M42の中心部ではOIIIやHβの輝線がHαより優勢であることがわかります。

こうやって分光してみると、普通に撮った写真より天体からの情報量が飛躍的に増えます。低分散分光器(愛光者7号)の製作記事はそのうちまとめてこのブログに載せようと思います。

 

 

 

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