IC 342(銀河・きりん座)


IC 342(銀河), 光度:8.4 mag, 直径:21.4′ x 20.9′, 分類:SBc
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 16, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/12/23,  -1℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

IC 342はきりん座にある大きな銀河ですが、地球からの見かけの位置が天の川銀河の赤道面に近いために天の川の星間塵などに遮られ、本来の明るさより大きく減光されとても淡い存在となってしまっている銀河です。

可視光でも広角カメラで長い露出をかけると、IC 342の方向に存在するごく淡く光る星間雲が視野いっぱいに薄い霧のように広がっている様子がわかります。これらの霧のような存在は、おそらく星間分子雲が近くの恒星によって照らされて本来見えないはずのものが見えているのだと思われます。(反射星雲と仕組みは同じです)

 


IC 342(銀河), 光度:8.4 mag, 直径:21.4′ x 20.9′, 分類:SBc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造)
ISO12800, 30s x 48, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/12/23,  -1℃, 東御市・観測所
視野角: 54′ x 36′  ↑N

IC 342は発見当初は我々の天の川銀河と同じ局部銀河群に所属するものとされていましたが、後にお隣のマフェイ銀河群に所属することがわかりました。近年のハッブル宇宙望遠鏡による測定では当初の見積もりよりかなり遠い距離約1,000万光年と測定され、マフェイ1、マフェイ2を含むIC342/Maffei 1と命名されたグループを形成することがわかりました。

この銀河はほぼ完璧なフェイスオンで見える銀河で、銀河の腕には赤いHII領域がいくつもあることがこの写真でもわかります。これはこの銀河が活発な星形成を現在も行っている証拠であり、中心ではごく最近爆発的な星形成(スターバースト)がおこなわれただろう(もしくはおこなわれている)と考えられています。形態的な分類はM101と同じ渦状銀河SAB(rs)cdとされていますが、赤外線の観測では明瞭な棒渦状構造を見ることができ、渦状銀河から棒渦状銀河へ移行する途中にあるものと推測されています。

 

 

 

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