M 108 (NGC 3556・銀河・おおぐま座)


M 108 (NGC 3556)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/04, 21h24m,  -1℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


M 108 (NGC 3556), 光度 10.7mag, 大きさ 8.7′ x 2.2′, 分類 SB(s)cd  HII, z 0.002332
視野角:約19′ x 13’ ↑N

M 108(NGC 3556)は、地球からの距離約4500万光年の場所にあり天の川銀河のおよそ3/4の大きさがあります。見かけの位置はおおぐま座β近くにありますが、この銀河は孤立した銀河でおおぐま座銀河団には所属していません。

一見、色の豊富な不規則銀河のように見えますが、ダストの帯に隠されていて光学的には不鮮明な棒構造がある棒渦状銀河です。銀河の腕の中、特に腕の西端と東端に目立つ青い星で構成される領域が見え、それは寿命の短い青色超巨星=若い星が多数存在していることを示します。また、強く赤く光るHII領域のスポットが見え、その領域では盛んに新しい星が形成されています。これらの外観的な特徴は小さな望遠鏡の可視光で撮像した画像でも容易に確認することができます。

この銀河には多数のスーパシェルが存在し、それらの影響で銀河の形は端で歪んでいます。しかし孤立した銀河のため外部からの引力相互作用の影響は考えられないので、スーパーシェルを作り出す銀河内のメカニズムの研究が行われています。(異論はいろいろあるようで、外部からのガスの落下説もあり。つまり、よくわかってはいない。)

M108はメシエの未発表原稿に記載があり、メシャンによってM97の発見のすぐ後にM108とM109が発見されました。しかし、メシエによるM108, M109の確認観測が行われず、M97だけがメシエカタログに掲載されました。その後、ウィリアム・ハーシェルによって再発見され息子のジョン・ハーシェルのカタログに掲載されました。


M 108周辺
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II, ISO3200, 90s x 8 = 12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/04/04, 21h24m,  -1℃, 東御市・観測所
視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)

たくさんの銀河が存在するおおぐま座にありますが孤立した銀河を裏付けるように周囲には12等以上の銀河はまったくありません。そのかわりに?明るい惑星状星雲のM97が近傍に添えられています。

 

 

 

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