NGC 3621(銀河・うみへび座)


NGC 3621(銀河)
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, HEUIB-II, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30s x 23=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, 23h18m,  -3℃, 東御市・観測所
視野角: 52′ x 35′  ↑N


NGC 3621, 光度 10.2mag, 大きさ 12.3′ x 7.1′, 分類 SA(s)d HII, z 0.002435
RA 11h 18m 16.510s   DEC -32d 48m 50.60s (J2000.0)
視野角:約19′ x 13’ ↑N

NGC 3621は、前出NGC3585よりさらに南の(赤緯-32度)うみへび座にある大きな銀河です。この銀河の形態的な特徴はバルジ(銀河の中央部分)に膨らみがなく薄いホットケーキ(パンケーキ、お好み焼き、もんじゃ焼き)のような形をした渦状銀河であることです。これはこの銀河が他の銀河との相互作用を受けていないであろうことを示しています。この銀河は銀河グループには所属しない孤立した銀河(field galaxy、野良銀河)に分類されていて、天の川銀河の所属する局部銀河群に最も近い銀河団間のフィラメント構造(Leo spur)の中にあると考えられています。

NGC3621には、その薄い形態からはあまり考えられない中央部に活発で比較的小さな超大質量ブラックホールと核近傍に2個の小さなブラックホールの合計3個のブラックホールが存在していると推測されています。

この銀河までの距離は2,170万光年で、この値はハッブル宇宙望遠鏡による銀河系外距離スケールプロジェクトによって69個のケフェイド型変光星の観測から決定された距離です。そのため他の銀河までの距離よりかなり信頼のおける値でしょう。

 


うみへび座、NGC 3621付近  ファインディングチャート
Tamron SP 70-200mm(70mm f4), Pentax K5IIS(ノーマル), ISO3200, 90s x 8=12分, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2019/03/08, -3℃, 東御市・観測所 ↑N

観測地からは南中しても高度は20度ほどにしかならず大気の揺らぎの影響を強く受けてなかなか鮮明な画像を得ることはできません。この日の空は5段階評価で3、良くもなく悪くもなくまあまあの空でした。

 

 

広告
カテゴリー: NGC天体, 星空観望 タグ: , , , , パーマリンク

コメントを残す

コメントを投稿するには、以下のいずれかでログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中