NGC 3780, 3804(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3780(銀河), 光度:11.5mag, 直径:3′ x 2.4′, 分類:Sc
NGC 3804(銀河), 光度:12.9mag, 直径:2.2′ x 1.5′, 分類:SBc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/20, +15℃, 東御市・観測所


NGC 3780 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3804 視野角:約11′ x 7’ ↑N

NGC3780とNGC3804は、おおぐま座のひしゃくの中にある銀河です。3780はM101を小さくしたような渦状銀河で非対称で発達した腕が特徴です。

NGC3804は、NGC3794と同じ天体です。ウイリアム・ハーシェルが発見時に30秒時間を読み間違えてNGC3794と記録し、2つの天体が登録されてしまいました。ですからこの銀河の正式名はNGC3804です。拡大した画像を見ると普通の銀河とは異なっているように感じます、調べてみるとポツポツと見える星団雲は別の銀河で、本体とは赤方偏位が異なり2つの銀河が重なって見えている姿とのことでした。

 

 

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M 97(NGC 3587・ふくろう星雲・惑星状星雲・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
M 97(NGC 3587・惑星状星雲), 光度:9.9mag, 直径:2.8′, 分類:PN
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 22, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/20, +15℃, 東御市・観測所


M 97(NGC 3587) 視野角:約20′ x 13’ ↑N *クリックで拡大


βUMa〜M108〜M97 ↑N(広角カメラ)約50%トリミング
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、フィルターなし
ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/20 +15℃ 東御市・観測所

ふくろう星雲という愛称で有名なM97は、1781年2月にメシャンによって発見されました。他の2つの星雲(NGC3953,  M108)と共にメシエに報告されましたが出版されたメシエカタログに掲載されたのはこのM97だけでした。(その面白いいきさつはNGC3953のページを参照してください。)

ふくろう星雲という名称は、1848年にロッセによって初めて使用され愛称として定着しました。M97は複雑な3重の同心殻構造を持っていて、最も外側は薄い円形の外殻、内部におよそ45度で交差する2つの楕円の殻を持っているために、それらが重なり合ってふくろうの顔のように見えるとのことです。(異論もたくさんあるようですが、これがもっとも理解しやすく思えました。)

距離は約2000光年、14等の中心星は恒星進化の転換点に達して以来、凝縮を続け白色矮星を形成しています。このページの拡大画像でも真っ青な中心星と背景にいくつもの銀河を認めることができます。

 

 

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NGC 3953(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3953(銀河), 光度:10.1mag, 直径:6.9′ x 3.6′, 分類:SBbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 22, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/20, +15℃, 東御市・観測所


NGC 3953 視野角:約20′ x 13’ ↑N *クリックで拡大


↑N(広角カメラ)
タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、フィルターなし
ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/20 +15℃ 東御市・観測所

NGC 3953は、M109グループに所属する明るく大きな棒渦状銀河です。直径も明るさもM109によく似ているうえに位置も大変近い場所にあります。SN 2001dp, SN 2006bqという2つの超新星が発見されており、2006bqは板垣さんの発見です。

この星雲は1781年3月にメシャンによって発見され、他の2つの星雲(M97, M108)と共にメシエに報告されましたが、出版されたメシエカタログには、M97だけが掲載されました。

1950年代にメシエの草稿等に残る星雲を正式カタログに追加する作業が米国の天体物理学者ギンガリッチによって行われメシエの記録の位置には星雲はなかったのですが、近い位置にある星雲からなぜかNGC3953ではなくNGC3992がM109として正式に登録されてしまいました。

後日、古い星図などの資料からメシャンの報告した星雲はNGC3953である可能性が高いことがわかり本来ならNGC3953がM109としてふさわしいことがわかりました。天文史家によれば、メシエはM97を測定する際にM108とNGC3953も測定しましたがこの際にNGC3992を別の天体であることに気づかずに測定し、NGC3953の赤経とNGC3992の赤緯を記録してしまったのではないか?という推測をしています。

メシエの記録ミスとギンガリッチの推定ミスという二重のミスで、メシエ天体になれなかった、少々不運な銀河です。

 

 

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M 109 (NGC 3992・銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
M 109 (NGC 3992, 銀河), 光度:9.8mag, 直径:7.5′ x 4.4′, 分類:SBbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, 2016/06/02, +6.5℃, 東御市・観測所

M109は、オリジナルのメシエカタログには掲載されていません。公式にはNGC 3992であるこの星雲とされていますが、天文史的にはむしろNGC 3953の方がよりふさわしいようです。
M109は50以上の銀河を含むM109グループの代表銀河です。外観は典型的な棒渦状銀河で、中心はギリシャ文字のθのような形をしています。1956年に超新星 SN 1956Aが発見されていますが、この発見がM 109で発見された唯一の超新星です。超新星の出現数が少ないということは活性が低く穏やかな壮年期の銀河ということでしょう。


M 109 (NGC 3992)  ↑N

 

 

 

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NGC 3972, 3977, 3982, 3990, 3998(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3972(銀河), 光度:12.1mag, 直径:3.7′ x 1′, 分類:SBbc
NGC 3977(銀河), 光度:13.4mag, 直径:1.5′ x 1.4′, 分類:Sab
NGC 3982(銀河), 光度:11.0mag, 直径:2.3′ x 2′, 分類:SBb
NGC 3990(銀河), 光度:12.6mag, 直径:1.4′ x 48″, 分類:E-S0
NGC 3998(銀河), 光度:10.7mag, 直径:2.7′ x 2.3′, 分類:S0
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3972 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3977 視野角:約11′ x 7’ ↑N
非常に淡いリング状の腕が外周を取り巻く渦状銀河です。


NGC 3982 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC3982は、M109グループに属すタイプ2のセイファート銀河です。銀河の色からも想像できるように、明るい腕の中では盛んに星形成が行われ多数の若い(青い)星からなる星団を作っています。中心部には超大型ブラックホールが存在し周囲の星形成領域からガスが落ち込んでおり、ハッブル宇宙望遠鏡の写真では銀河核とその周囲との間にガスの渦構造を見ることができます。

1998年超新星SN1998aqが発見されています。この星雲を含む超新星候補恒星を多数内包するであろう銀河を宇宙望遠鏡で観測し、爆発する前の超新星の姿を同定する研究が行われています。


NGC 3990, 3998 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3998はレンズ状銀河のように見えます。形態分類はS0とされてきましたが、様々な角度から観測研究をされており、セイファート銀河とするもの、初期の渦状銀河とするもの、電波による中心部のブラックホールとジェットの観測、など、など様々な議論を呼んでいる銀河です。

 

 

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NGC 3898, 3850, 3888, 3889, Abell 1377(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3898(銀河), 光度:10.7mag, 直径:4.4′ x 2.6′, 分類:Sab
NGC 3756(銀河), 光度:13.3mag, 直径:2.1′ x 1′, 分類:SBc
NGC 3888(銀河), 光度:12.1mag, 直径:1.8′ x 1.4′, 分類:SBc
NGC 3889(銀河), 光度:14.8mag, 直径:42″ x 24″, 分類:S0
Abell 1377 (銀河団), 光度:15.0mag, 直径:20.2′, 分類:1 3 III
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3898 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3850 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3888 視野角:約11′ x 7’ ↑N

Abell 1377 視野角:約20′ x 13’ ↑N
Abellカタログでリッチネス1の銀河団に分類されていますので、50個〜79個の銀河を含んでいるはずです。

 

 

 

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NGC 3642(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3642(銀河), 光度:11.2mag, 直径:5.5′ x 4.7′, 分類:Sb
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC 3642は、前出NGC3610と約1度しかはなれていませんので1500mmでも構図の取り方次第で同一視野に入ってしまいます。良く輝く中心核を持つ活性の高い銀河でライナー低電離中心核輝線領域)タイプに分類されています。変形した外周の腕は非常に大きいものですが淡いために私の機材ではその存在を確認するのが精一杯です。


NGC 3642 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 3610(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3610(銀河), 光度:10.8mag, 直径:2.7′ x 2.3′, 分類:E5
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC 3610は、一見典型的な楕円銀河のように見えます。事実楕円銀河E5として分類されていました。しかし1990年代にこの銀河に銀河のディスクが発見されました。楕円銀河には通常ディスクのような構造はありません。近年の銀河進化の理論では、楕円銀河は我々の銀河系のような渦巻銀河が複数合併してできたのだと考えらており、その激しい合併の間に大部分の内部構造は破壊されてしまいます。NGC3610の年齢を調べると約40億歳で、比較的若いために元の銀河の構造を残しているのだろうと考えられています。

大型の望遠鏡やハッブルの画像では外周部にも淡い腕の残痕のようなものが広がっています。小さな望遠鏡で撮影したものでも拡大してみると非常に淡い外部の広がりが認められ通常の楕円銀河でないことはわかります。


NGC 3610 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 3613, 3619, 3625(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3613(銀河), 光度:10.9mag, 直径:3.9′ x 1.9′, 分類:E6
NGC 3619(銀河), 光度:11.5mag, 直径:2.7′ x 2.3′, 分類:S0-a
NGC 3625(銀河), 光度:13.1mag, 直径:2′ x 36″, 分類:SBb
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC 3619は、S0レンズ状銀河に分類されていますが、拡大してみると非常に淡い大きなハローと腕のような構造を認めることができます。分類するとすれば渦状銀河の方が適切でしょう。このような構造になったのはおそらく他の銀河を併合したためと考えられます。


NGC 3619 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3613 視野角:約11′ x 7’ ↑N
2011年7月に超新星2011ehが日本の坪井さんによって発見されています。確率は低いのでしょうが楕円銀河にも超新星は出現するんですね。


NGC 3625 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 3359(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3359(銀河), 光度:10.6mag, 直径:7.2′ x 4.4′, 分類:SBc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC3359は典型的な棒渦状銀河の姿をしています。しかし中心の棒構造は変わっていて銀河自体よりも遙かに若い星で構成されています。より詳しい写真を見ると、棒構造や腕に沿って多くの赤い点(HII領域)を見ることができ、活発に星形成を行っている銀河であることがわかります。見かけの大きさは大きい銀河ですが表面輝度が低くたっぷり露出をしてやらないと詳しい構造や色までは出てこないようです、残念。


NGC 3359 視野角:約20′ x 13’ ↑N *クリックで拡大

 

 

 

 

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NGC 3353(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3353(銀河), 光度:12.8mag, 直径:1.4′ x 1′, 分類:Sb
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC3353は見かけの大きさ1分角ほどしかない小さな銀河です。実際にはウォルフライエ星や巨星をたくさん含む青色矮小銀河(BCD)です。大きな銀河からは遠く離れており、非常に若く重い物質はほんの少ししか存在しません。これらの銀河は非常に高い星の生成率を示します。NGC3353を含むBCDは、はるか昔により大きな銀河に併合されてしまった宇宙創生期の銀河の特徴を持っているものと思われます。(参照:https://jumk.de/astronomie/galaxies/haro-3.shtml)


NGC 3353 視野角:約11′ x 7’ ↑N

BCD青色矮小銀河だとのこと、なるほど、「りょうけん座のNGC4490」に似ている。

 

 

 

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NGC 3310(Arp 217・銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3310(Arp 217・銀河), 光度:10.8mag, 直径:3.1′ x 2.4′, 分類:SBbc/P
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所

NGC 3310は、約1億年前に伴星雲と衝突したために活発に星形成を行う銀河、スターバースト銀河となったと考えられています。我々の小さな望遠鏡でも、赤い粒のように見える星形成が行われている巨大なガスの塊と銀河を取り巻くように広がった大きく淡い腕(伴星雲の残骸?)を認めることができます。


NGC 3310 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

 

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ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 2017/06/21


BKP300 1500mm f5 反射, コマコレクターMPCC-MK3, Sony α7s(新改造), ISO12800, 30秒 x 6枚加算平均, 高橋NJP赤道儀, temmaPC, α-SGRIII, 観測所(長野県東御市) 2017/06/21 21h34m JST.

まだまだ、元気です。ダストテイルは相変わらず変?です。ダストの発生がかなり早い段階で起きていてダストの大きさが異常に大きい。そのため、ステラナビゲーターのダストテイル予報位置はβ値を相当いじらないと正しい位置にはこない、ということを教えてもらいました。

 

 

 

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NGC 3079, 3073(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3079(銀河), 光度:10.9mag, 直径:8.1′ x 1.3′, 分類:SBc
NGC 3073(銀河), 光度:13.4mag, 直径:1.2′ x 1.1′, 分類:E? SB0?
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/19, +12℃, 東御市・観測所


*クリックで拡大 NGC 3079, 3073 視野角:約20′ x 13’ ↑N

NGC3079は見かけの長さが8分ほどあるエッジオンの銀河です。棒渦状銀河に分類されていますが複数見える暗黒帯や核付近の波打ったような形状などから普通の銀河ではないことはすぐに察知できると思います。

ハッブル宇宙望遠虚の観測によれば、この銀河の中央部には銀河円盤から距離3500光年離れて直径3000光年の泡のような構造が観測されました。この泡は、高温星からの輻射と超新星爆発によって生じた高温なガスの泡が混合された時に形成されると考えられ、その理論モデルが作られました。電波望遠鏡による核付近の観測ではそのメカニズムはまだ生きていてエネルギーの供給が行われていることがわかりました。理論モデルによれば、ガスの流出は約100万年前から始まり、この現象は1000万年に1度程度発生するとされています。


Burst of Star Formation Drives Bubble in Galaxy NGC 3079’s Core.
NASA Hubble Space Telescope.

 

 

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NGC 3733, 3737, 3759(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3733(銀河), 光度:12.4mag, 直径:4.9′ x 2.2′, 分類:SBc
NGC 3737(銀河), 光度:12.8mag, 直径:48″ x 42″, 分類:SB0
NGC 3759(銀河), 光度:13.3mag, 直径:1.1′ x 1.1′, 分類:SB0
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所

視野は前出NGC3738と一部重複します。NGC 3733は見かけの大きな銀河ですが、5.6等星SAO28064の光芒と自身の暗い表面輝度のためにさっぱり目立たない存在です。この日は透明度が上がらず輝星の周りはやや滲んだようになっていましたが、シンチレーション(大気の揺らぎ)は大変よく星が落ち着いていました。1000mmを超えるような長焦点になると写りの良し悪しはシンチレーションが支配的になるのでこの日の銀河の写りは良好でした。


NGC 3733 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3737 視野角:約11′ x 7’ ↑N
この空域はAbell 1318という大きな銀河団の一部ですが、この銀河を含めた狭い領域にある銀河で小銀河団を作っているようです。


NGC 3759 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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旧OS(OSX 10.6)メールを2ファクタ認証に対応させる方法。

「お知らせ:(2017年)6月15日よりApp用パスワードが必要になります」というお知らせがAppleから来ました。Microsoft Outlookなどの他社製AppからiCloudのデータにアクセスするにはAPP用パスワードが必須になるとのこと。しかし、2ファクタ認証に対応していない旧OS、 Max OS X10.10以前、 iOS8以前、の純正アプリ(メールなど)ではどうなるのかはまったく記述がありません。

手持ちのiPhone, iPad, Macは1台を除き2ファクタ認証に対応していません。すべてでApp用パスワードが必要となるとえらいこっちゃ。そこで15日以降に備えて2ファクタ認証をONにして旧OSアプリの動作を手持ちの機材で調べてみました。

iMac OS X 10.11 EL Capitan
メールによるicloudアカウントでの送受信は何の変更も必要なくできます。○
App Store サインインできます。○
2ステップ認証に対応したOSなのであたりまえですが何の問題も無し。

Mac Book OS X 10.9 Mavericks 

メールによるicloudアカウントでの送受信は何の変更も必要なくできます。○
App Store サインインできません。確認コードを要求されます。×

iPad mini  iOS 8.1.2
メールによるicloudアカウントでの送受信は何の変更も必要なくできます。○
App Store サインインできます。○

iPhone iOS 7.1.1
メールによるicloudアカウントでの送受信は何の変更も必要なくできます。○
App Store サインインできません。確認コードを要求されます。×

Mac Pro OS X 10.6 Snow Leopard
メールによるicloudアカウントでの送受信はできません。パスワードを要求されます。×
App Store サインインできません。パスワードを要求されます。×

という結果になりました。OS X10.6を除いてicloudメールアカウントの送受信は問題なくできるようです。個人的にはメールデータとiPhone, iPadのApp Storeしか利用していないので、iPhoneのApp Store用にApp用パスワードをEL CapitanのMacで取得してやればOSをアップグレードすることなくほぼ問題解決のようです。

Mac Pro OS X 10.6 Snow Leopardの設定。
問題はOS X 10.6のメールです。どうしても旧環境が必要なため10.6を使用している方もいるでしょう、私もそうです。長いこと使っているicloudのメールが使えないのは困ります。そこで純正ソフトだけど他社製ソフトと同じ扱いになっているのだろうと予測して、10.6のメール用にApp用パスワードを2ステップ認証に対応しているEL CapitanのMacで取得して、メールのパスワード欄に入力しました。(*少なくとも1台は2ステップ認証に対応した機器が必要ということになります。)

メール>環境設定>アカウント>アカウント情報
ここから受信メールサーバを設定します。

○IMAP (受信メールサーバ) 情報:
サーバ名:imap.mail.me.com
SSL:必要
ポート:993
ユーザ名:example@me.com (iCloud アカウントの @me.com アドレスを使います)
パスワード:App用パスワードを入れます。

メール>環境設定>アカウント>アカウント情報>送信用メールサーバ>SMTPサーバリスト編集>i Cloud
ここで送信メールサーバを設定します。

○SMTP (送信メールサーバ) 情報:
サーバ名:smtp.mail.me.com
SSL:必要
ポート:587
SMTP 認証:必要
ユーザ名:example@me.com (iCloud アカウントの @me.com アドレスを使います)
パスワード:App用パスワードを入れます。

これで、問題なくicloud アカウントでの受信はできるようになります。ただし送信はメールアプリを終了する度にパスワードを忘れてしまいます。(ウチだけかな?)致し方なくicloudアカウントからどうしても送信が必要なときはパスワードを手動で入力しています。というわけで、2017年6月15日を過ぎてもOSX10.6のメールも無事利用できています。

追記:6月17日送信用パスワードも忘れなくなりました。理由は不明です??が、送受信共に問題なく今まで通り使えているのでよしとしましょう。

Apple IDの2ファクタ認証についてはこちら
https://support.apple.com/ja-jp/HT204915

App パスワードの使い方はこちら
https://support.apple.com/ja-jp/HT204397

 

 

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NGC 3738(Arp 234), NGC 3756(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3738(Arp 234, 銀河), 光度:11.7mag, 直径:2.5′ x 1.9′, 分類:Im
NGC 3756(銀河), 光度:11.5mag, 直径:2.5′ x 1.9′, 分類:SBbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3738(Arp 234) 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3738は強い青色に輝く印象的な不規則銀河です。これは銀河内部に存在する多数の青色巨星から発せられる強烈な紫外線で銀河内部の星間ガスが電離発光しているためです。M81銀河グループに属す青色矮小銀河で天の川銀河の1/10のサイズしかない、最も暗いスターバースト銀河です。


NGC 3756 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC3756は距離8000万光年の場所にありM109グループの中の北の領域に属します。

 

 

 

 

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NGC 3690, IC 694(Arp 299・銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3690(Arp 299, 銀河), 光度:12.0mag, 直径:2.4′, 分類:Im + SBm
IC 694(Arp 299, 銀河), 光度:15.0mag, 直径:18″ x 18″, 分類:E
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3690, IC 694(Arp 299) 視野角:約11′ x 7’ ↑N

NGC 3690は衝突する2つの銀河PGC 35321とPGC 35326を示しています。IC 694は北側にある小さな円形(E?)の銀河で、3つの銀河は特異銀河カタログのArp 299に含まれます。例によってICの位置は曖昧なので表記に若干の混乱がありはっきりしません。ペアの東側の銀河をIC 694とするものもあります。

NGC 3690を形成する2つの銀河は約6億年前に衝突を始めたと考えられ、相互作用の結果銀河内部では激しいスターバーストを起こしています。この15年間で6個の超新星が発見されており天の川銀河が100年に1個程度の出現であることと比べると異常にハイペースであることがわかります。

 

 

 

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NGC 3504, 3493, 3512, 3515(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3504(銀河), 光度:11.1mag, 直径:2.7′ x 2.1′, 分類:SBab
NGC 3493(銀河), 光度:14.3mag, 直径:1.1′ x 18″, 分類:SBc
NGC 3512(銀河), 光度:12.3mag, 直径:1,6′ x 1.5′, 分類:SBc
NGC 3515(銀河), 光度:13.9mag, 直径:54″ x 42″, 分類:Sbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3504 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3504銀河は棒渦状銀河に分類されていますが、外観は少々変わっていて淡い2本の腕が銀河の周囲を取り巻くリングのような形を作っています。銀河の核は大きな星形成領域とライナー低電離中心核輝線領域)タイプの活性銀河核の両方の特徴を持っています。棒状構造に沿ってHII領域が存在しており、これはいくらかのガスがまだ核に落ち込んでいることを示します。小さな銀河グループに含まれますが、他の銀河との相互作用によると思われる顕著な特徴は示していません。(参照:http://www.kopernik.org/images/archive/n3504.htm)

超新星2001ac この銀河で2001年に超新星が発見されましたが、これも変わっていて、本体とは離れた東側の腕の中に出現しました。スペクトル観測をすると、通常の超新星ではなくエータ・カリーナ星タイプの星の爆発であったことがわかりました。このタイプの変光星は超新星爆発に近い明るさの変化を起こすことがあることが知られています。


NGC 3512 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3504の近傍にある銀河ですがこちらも2001年にタイプIIの超新星2001fvが発見されています。


NGC 3493 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3515 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 3395, 3396 (Arp 270), 3413, 3424, 3430, IC 2604(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3395(Arp 270, 銀河), 光度:12.1mag, 直径:2.1′ x 1.1′, 分類:SBc
NGC 3396(Arp 270, 銀河), 光度:12.0mag, 直径:2.9′ x 1.2′, 分類:SBm/P
NGC 3413(銀河), 光度:12.2mag, 直径:1,8′ x 0.8′, 分類:S0
NGC 3424(銀河), 光度:12.4mag, 直径:2.7′ x 0.8′, 分類:SBb
NGC 3430(銀河), 光度:11.6mag, 直径:4.1′ x 2.2′, 分類:SBc
IC 2604(銀河), 光度:14.1mag, 直径:1,2′ x 0.9′, 分類:SBm
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3395, 3396(Arp 270) 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3395, 3396は2つの銀河が衝突の初期段階にあると思われる銀河です。2つの銀河の間の重力の相互作用によりそれぞれの渦状腕はより発達します。右のNGC 3395は銀河が正面を向いているためにより渦状腕の状況が見やすくなっており、銀河の下方(南)に相互作用により発達したと思われる渦状腕を見ることができます。2つの銀河の色が青いのは短命で高温な若い星が次々と銀河の中で作られているためです。


NGC 3413 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3413はS0レンズ状銀河に分類されていますが、通常のレンズ状銀河とは異なりこの写真でもわかるように色が青く(若く高温の星が多い)水素に富み星形成が盛んに行われていると予測される銀河です。


NGC 3424 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3430 視野角:約11′ x 7’ ↑N
NGC 3430, 3424, 3413はLeo IIグループに所属する銀河で8500万光年の距離にあります。


IC 2604 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 3486(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3486(銀河), 光度:10.5mag, 直径:7.1′ x 5.2′, 分類:SBc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


*クリックで拡大 視野角:約20′ x 13’ ↑N

見かけの大きさが7分あまりある大きな渦状銀河です。活発な核を持つセイファート銀河ですが核からはX線や電波の放射は観測されていないので、核の中心にあるブラックホールはごく小さいものなのだろうと予想されています。

良く発達した何本もの銀河の腕は非常に淡く露出不足でした。次のシーズンではたっぷり露出をかけてみようと思います。

 

 

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NGC 3414 (Arp 162), 3418(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3414(Arp 162, 銀河), 光度:11.0mag, 直径:3,5′ x 2,6′, 分類:SB0
NGC 3418(銀河), 光度:13.2mag, 直径:1,4′ x 1,1′, 分類:SB0-a
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3414 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3418 視野角:約11′ x 7’ ↑N

NGC 3414 はArp 162 「希薄なフィラメント構造を持つ銀河」に分類されていますが、拡大写真を見ても推測できるように異常に大きなバルジと小さく明るいディスクをもった単体の銀河でフィラメント構造はありません。細いディスクをフィラメントと誤認したのかもしれません。が、いずれにしても外観は特異です。形態分類はくじら座のNGC 936と同じ形のSB0で棒状レンズ銀河となっていますが、この拡大写真からはその特徴はさっぱり?です。

 

 

 

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NGC 3344(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3344(銀河), 光度:9.9mag, 直径:7.1′ x 6.5′, 分類:SBbc
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所

NGC 3344は明るく大きな渦状銀河です。フェースオンの銀河ですがM101のように青い腕の輝度は高く写真写りの良い銀河です。


*クリックで拡大 視野角:約20′ x 13’ ↑N

NGC 3344 は距離2500万光年の場所にある天の川 銀河半分の大きさ 素晴らしい 渦状銀河 。我々にとっては幸運なことにフェースオンの銀河であるため、その構造をよく見て研究することができます。

この銀河は中心にある明確ではない棒構造を持つ内リングと、その周りに旋回する外リングが特徴です。 棒構造とは渦巻銀河の中心にある星とガスの細長い分布構造です。銀河の中央領域は主に若い星によって占有され、銀河の縁にも活発な星形成領域があることが特徴です。

バー、棒構造は渦状銀河のおよそ2/3で見つかります。NGC 3344にも明らかに棒構造をみることができますが、他の銀河ほど顕著なものではありません。観測から得られたNGC 3344の外側の恒星の固有運動は通常考えられるような動きではなく、またこれを棒構造のみで説明することはできません。

これを説明するには、NGC 3344がかつて別の銀河の近傍を通過しその銀河の恒星を捕獲したと考えると都合が良いのですが、それを証明するにはさらに観測と研究の必要があります。(参照:NASA, Hubble Sience. https://www.nasa.gov/mission_pages/hubble/science/ngc3344.html)

 

 

 

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NGC 3277(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3277(銀河), 光度:11.7mag, 直径:2.1′ x 1.8′, 分類:Sab
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3277 視野角:約11′ x 7’ ↑N

中心部が非常に良く輝くType 2のセィファート銀河です。小さな望遠鏡では一見楕円銀河のように見えますが巻きのきつい腕がありSaに分類されています。小さな望遠鏡しか持たない我々には銀河の色も分類の判断には重要な要素で年老いた星で構成される楕円銀河はもっと黄色が強い外観をしています。

 

 

 

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NGC 3245, 3245A(銀河・こじし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 3245(銀河), 光度:10.8mag, 直径:3.2′ x 1.8′, 分類:S0
NGC 3245A(銀河), 光度:14.3mag, 直径:3.5′ x 18″, 分類:SBb
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 3245 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 3245A 視野角:約11′ x 7’ ↑N

ハッブル宇宙望遠鏡の観測によると、NGC3245の中心付近のガスと塵からなる円盤はなにかしらの暗く小さく重いものの周りを周回していることがわかりました。それはおそらく、太陽の2億倍の質量を持つ超大型ブラックホールであろうと予測されました。

NGC 3245は、丸い円盤状で中央が厚く両端が薄い凸レンズのようなレンズ状銀河です。このような銀河は星を作るためのガスや塵は我々の天の川銀河よりは少なく、ガスや塵をほとんど使い果たした楕円銀河よりはその量は多いと考えられています。

観測によれば、銀河の核から離れた場所ではガスの動きはたいへんゆっくりとしていますが、核に近づくほど小さく暗く重いものによって加速されて、速度がより速くなっています。

電波望遠鏡による観測によればブラックホールは適度に活性があり、超高温なガスの円盤がブラックホールをとり囲んでおり、そのガスの一部が磁場によって粒子の「ジェット」として外部に漏れだしていることを示唆しています。チャンドラX線宇宙望遠鏡はNGC 3245からのX線を検出し、超大型ブラックホールを取り囲む降着円盤のモデルを裏付ける観測結果を出しています。

(参照:EVIDENCE FOR A SUPERMASSIVE BLACK HOLE IN THE S0 GALAXY NGC 3245. THE ASTROPHYSICAL JOURNAL, 555 : 685, 708, 2001 July 10)

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M 81(NGC 3031・銀河・おおぐま座)

<2017年5月31日投稿>

視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
M 81(NGC 3031・銀河), 光度:6.9 mag, 直径:24.9′ x 11.5′, 分類:Sb
M 82(NGC 3034・銀河), 光度:8.4 mag, 直径:11.2′ x 4.3′, 分類:Sd
NGC 2959(銀河), 光度:12.8 mag, 直径:1.3′, 分類:Sb
NGC 2961(銀河), 光度:14.7 mag, 直径:48″ x 12″, 分類:SBb
NGC 2976(銀河), 光度:10.2 mag, 直径:5.9′ x 2.7′, 分類:Sc/P
NGC 3077(銀河), 光度:9.9 mag, 直径:5.2′ x 4.7′, 分類:Sd

タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、フィルターなし
ISO3200, 90s x 8, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/19 12℃ 東御市・観測所


視野角: 54′ x 36′  ↑N
M 81(NGC 3031・銀河), 光度:6.9 mag, 直径:24.9′ x 11.5′, 分類:Sb
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3,  フィルター無, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 24 , TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/05/19 12℃ 東御市・観測所

M81グループはM81を筆頭におおぐま座の34個の銀河から形成されています。その中心にあるM81、M82、NGC3077は、強い力学的相互作用を及ぼしあっておりそれぞれの銀河の外縁にある水素ガスを引きはがしグループ内にガスのフィラメント構造を形成しています。これらの相互作用によって星間ガスがM82、NGC3077の中心に落ち込み、激しい星形成(スターバースト)を起こすスターバースト銀河となっています。

<2016年4月17日投稿>NGC3031-M81-1604APSC
NGC3031(M81・銀河・おおぐま座)6.9mag 24.9′ x 11.5’ Sb
BKP300 1500mm f5, MPCC-MK3,  Sony α7s(新改造)フルサイズ
ISO12800, 30s x 20, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII,  2016/04/08 東御市・観測所

おおぐま座の大きな銀河M81、明るく大きいのでとてもよく写ります。しかし改造カメラだと思ったような(というか思い込んでいる)色に再現されな い銀河で色の再現に悩みます。私の天文思い出色(人間は記憶の中で色を単純化かつ強調して記憶します、これを写真業界では思い出色と呼んでフィルムやプリ ントの色調は実際の色より彩度が高くなるようになっています)はパロマー天体写真集あたりなので、M81銀河の腕はうっすら青く中心部は黄色というイメー ジです。しかし改造カメラだと全体に赤黒くなってしまいます。毎回むりやり色を出そうとするのですが、最近は思い出色にはとらわれずにバックのRGBを均 等に合わせたときの色で良いような気がしてきました。

2016/10/23追記:
ngc3031m81-1604apsc2星雲フィルターを作りバックと星雲を分離して処理をしました。星雲フィルターを使うと星雲のみにアンシャープマスクを明部には強く暗部には弱くかけるなどの処理が可能になりました。

<2015年3月4日投稿>M81-1501
NGC3031銀河(おおぐま座)Sony α7s  ISO32000 10秒 x 40枚加算平均 BKP300 1500mm f5 160JP  2015/01/18

画像処理の手順を少し変えて再掲載。α7sでISO32000にすると明るいメシエ天体は1コマ10秒露出でもそれなりに撮れますね。オートガイド もいらないので楽です。暗いNGC天体はやっぱりもう少し露出をかけないといけませんし、Hα領域はまあまあ写りますがK5IIsやFuji Xほどには写りません。IR改造した方が良いのかどうか悩みどころです。

<2015年1月19日投稿>M81-20150118
NGC3031銀河(おおぐま座)Sony α7s  ISO32000 10秒 x 40枚加算平均 BKP300 1500mm f5 160JP  2015/01/18

ラブジョイ彗星の観測が目的だったが、夜半まで風花が舞う天気。彗星が西の空に沈む頃ようやく快晴となる。もったいないので星雲撮影に切り替える。

<2014年2月27日投稿>
M81-140225-800
M81 LX200-20 f6.3 1280mm Pentax K5IIs ISO25600 1m x 4 2014/02/25

 

 

 

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NGC 2964, 2968, 2970(銀河・しし座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 2964(銀河), 光度:11.3mag, 直径:3′ x 1.7′, 分類:SBbc
NGC 2968(銀河), 光度:11.9mag, 直径:2.1′ x 1.6′, 分類:Sa
NGC 2970(銀河), 光度:13.6mag, 直径:24″ x 18″, 分類:E1
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


*クリックで拡大 視野角:約20′ x 13’ ↑N

カラーで撮るとNGC 2968とNGC 2964の色の対比が綺麗です。NGC 2968は一見乱れた腕を持つ銀河のように見えますが、大型の望遠鏡の写真を見ると大きなうねった暗黒帯が中央部を横切る特異な形をした渦状銀河(Sa)です。不規則銀河は一般的に青いので色からも不規則銀河でないことは判断がつきます。

3個の星雲は赤方偏移から近い距離にあり物理的なグループを形成しているだろうと思われます。特にNGC 2968とNGC 2970は非常に淡い恒星雲で結ばれており、その恒星雲の中で超新星(SN 1970L)が発見されていることからも、重力的に強い相互作用を及ぼしあっていることがわかります。特異な外観もそれによるのでしょう。


NGC 2964 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2968 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2970 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

 

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NGC 2832, 2830, 2831 (Arp 315), 2823, 2825, 2826, 2827, 2839(銀河・やまねこ座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 2832(Arp 315・銀河), 光度:11.9mag, 直径:3′ x 3′, 分類:E4
NGC 2830(Arp 315・銀河), 光度:13.9mag, 直径:72″ x 18″, 分類:SB0-a
NGC 2831(Arp 315・銀河), 光度:13.3mag, 直径:30″ x 30″, 分類:E0
NGC 2823(銀河), 光度:14.6mag, 直径:54″ x 30″, 分類:SBa
NGC 2825(銀河), 光度:14.4mag, 直径:54″ x 24″, 分類:Sa
NGC 2826(銀河), 光度:13.7mag, 直径:1.6′ x 18″, 分類:S0-a
NGC 2839(銀河), 光度:14.9mag, 直径:18″ x 18″, 分類:S0
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


*クリックで拡大 視野角:約20′ x 13’ ↑N

NGC 2832, 2830, 2831 は特異銀河カタログではArp 315(銀河群)に分類されています。しかしそれぞれの銀河が物理的にも近接した銀河なのかどうかははっきりしていません。


NGC 2830, 2831, 2832 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2825 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2826 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2827 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2839 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 2778, 2779, 2780(銀河・やまねこ座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 2778(銀河), 光度:12.4mag, 直径:1.4′ x 1.0′, 分類:E3
NGC 2779(銀河), 光度:15.0mag, 直径:42″ x 36″, 分類:SB0-a
NGC 2780(銀河), 光度:13.4mag, 直径:54″ x 42″, 分類:SB/P
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所


NGC 2778, 2779 視野角:約11′ x 7’ ↑N


NGC 2780 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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NGC 2681(銀河・おおぐま座)


視野角: 54′ x 36′  ↑N
NGC 2681(銀河), 光度:10.3mag, 直径:3.6′ x 3.3′, 分類:SB0-a
BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3, フィルター無し, Sony α7s(新改造)APS-Cクロップ
ISO12800, 30s x 15, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/03/29, 0℃, 東御市・観測所

核部分が強く輝く銀河で、これは活発な銀河核をもつセィファート銀河であることを示しています。棒渦状銀河に分類され3つの棒構造をもつとされていますが、拡大写真をみると中央の棒構造の端から始まる腕ががわかるのみです。様々な観測から銀河は約10億年前にスターバーストを起こしていた可能性が高く、これはおそらく異なる銀河との干渉、合体によるものと考えられています。


NGC 2681 視野角:約11′ x 7’ ↑N

 

 

 

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