IC 2177(Sh 2-292, 293, 295, 296, 297, NGC 2327, 2335, 2343, いっかくじゅう座)


視野角:4.2° x 2.8° ↑N(広角カメラ)
Sh 2-292(反射星雲+散光星雲), 光度:— mag, 直径:21′, 分類:E
Sh 2-293(散光星雲), 光度:— mag, 直径:11′, 分類:E
Sh 2-295(散光星雲), 光度:— mag, 直径:8′, 分類:E
Sh 2-296(IC 2177, 散光星雲), 光度:— mag, 直径:200′, 分類:E
Sh 2-297(散光星雲), 光度:— mag, 直径:7′, 分類:E
NGC 2327(散光星雲), 光度:—mag, 直径:20′, 分類:E
NGC 2335(散開星団), 光度:7.2mag, 直径:7′, 分類:III3m
NGC 2343(散開星団), 光度:6.7mag, 直径:6′, 分類:III3p

タカハシFSQ85ED(320mm f3.8), Pentax K-70(改造)、HEUIB-II
ISO3200, 90s x 7, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所


視野角:80′ x 50’↑N
Sh 2-296(IC 2177, 散光星雲), 光度:— mag, 直径:200′, 分類:E
Sh 2-292(反射星雲+散光星雲), 光度:— mag, 直径:21′, 分類:E

BKP300(1500mm f5), MPCC-MK3,  HEUIB-II, Sony α7s(新改造)フルサイズ
ISO12800, 30s x 16, TS-NJP, TemmaPC, α-SGRIII, 2017/01/27 2℃ 東御市・観測所

IC 2177( ワシ星雲、カモメ星雲)は、いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界にあります。カモメ星雲はおおいぬ座OB1群に含まれる恒星によって電離された3つのHII領域で構成されています。

図抜けて大きいものがSh 2-296(IC 2177)でカモメの翼を作っています。Sh 2-296の淡いHα光はおおいぬ座OB1群を取り囲むような殻を作り、その中にO6.5 V型星HD 54662を含む4個のイオン化星があります。

Sh 2-292は反射星雲とHII領域の両方がありカモメの頭部を構成しています。この領域は主にB0e III 型の巨星で若く太陽の20倍の質量があるHD 53367と変わった(超楕円)軌道上にある太陽の5倍の質量のBe型伴星によって電離されています。

Sh 2-297は、カモメの右翼の先端にある小さなコブのような星雲です。星雲は赤外線星団 [ BDS2003 ] 96を内包しています。Sh 2-293 と Sh 2-295も、おおいぬ座OB1群に含まれるかその近くの星によってイオン化された星雲です。

(参照:http://galaxymap.org)

 

 

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